生後6週の子猫・ウィリアムは、米フロリダ州の道端で保護され、地域の保護施設へと運び込まれました。
獣医を志す1人の女性は、その写真を目にしてすぐに預かりボランティアを申し出たと言います。
6年ほどこの街で動物保護のボランティアをしています。
写真を見たときは、ちょうど預かる余裕ができたところだったんです。
新しい友達
ウィリアムは鼻や顔の構造が変わってしまう、先天的な問題を抱えていました。
染色体のテストなどはしていないので、はっきりとした原因はわかりません。
彼はちょっと変わって見えるかもしれませんが、普通の健康な子猫なんです。
野良猫として生きてきたため、初めのうちはとてもシャイでしたが…
安全で快適な場所に来たのだとわかると、少しずつ彼女に心を開いていきます。
新しい家に慣れると、一緒に暮らす家族とも対面したウィリアム。
どの犬や猫ともすぐに仲良くなれましたが…
中でも犬のコラは特別でした。
ウィリアムはコラの毛繕いをしたり、寄り添って隣で寝たりしています。
彼女の行くところなら、どこへでもついていくんです。
同じ施設から引き取られたコラは、まるで母親のように彼を見守ります。
コラは今までたくさんの犬や猫たちの面倒を見てきましたが…
彼には特別に優しいんです。
そんな仲睦まじい2匹の姿を見て、女性はウィリアムを正式な家族として引き取ることを決めました。
そして10ヶ月後…
そこにはハンサムな大人の猫へと変貌を遂げたウィリアムの姿が(*´艸`*)
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助けられる側から助ける側へ
今では彼が「優しいお兄ちゃん」になって、里子としてやってきた動物たちに寄り添っています。
彼はどんな猫や犬でも大好きで、いつでも歓迎してくれるんです。
もちろん、コラに寄り添って喉を鳴らすことは、今でも1番のお気に入り。
女性やコラから受け取った愛情を、次はウィリアムが同じような境遇の動物たちに注いでいきます。
これからも優しいお兄ちゃん猫として、たくさんの動物たちの支えになることでしょう。