生後わずか3日の幼さで、野良猫として発見された子猫の姉妹。
彼女たちの眼球は、正しく発達しなかったうえに、酷い感染症に侵されており…
動物保護のボランティアに救出された後も、視力が戻ることはありませんでした。
飼い主との出会い
その後、子猫たちは里親の元に預けられます。
最初の数日こそ、生死の境をさまよっていたという2匹。
しかし、昼夜問わずの献身的な看護によって、徐々に生きる力を取り戻していき…
2週間ほど経つ頃には、すっかり健康になっていました。
里親の女性は語ります。
それに、視覚以外の感覚がとても鋭くて、自在に動き回ることが出来ていたんです。
そんな盲目の子猫たちのことを知った、フロリダ州マイアミ在住のブリアンナさんは…
彼女たちの姿に、同様の経験をした愛猫・レモンの面影を見たといいます。
「まるで、既にこの世を去ったレモンが巡り合わせてくれたかのようだ」
運命を感じた彼女は、里親から子猫を引き取るために、10時間も車を走らせました。
子猫にはライムと名付けましたが、レモンの代わりになってほしい、とかではないんです。
最初に彼女を抱き上げた瞬間、全く違う子猫なんだ、って実感しましたから。
ライムは新しいお家でもとても堂々としており、遊ぶのが大好きでした。
まるで全てが見えているかのように振る舞い、ブリアンナさんを追いかけて家中を歩き回るそう。
ご飯の缶を開ける音なんかも、注意深く聞きつけるんです。
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家族に包まれて
なお、ブリアンナさん宅には他にも数匹のペットたちがおり…
彼らの中でも、ライムは先住犬・レッティと非常に仲良しなのだとか。
レッティも、外から帰ってきたら、真っ先にライムの元に駆け付けるんですよ。
目が見えなくても、家族の暖かさはしっかりと伝わっているようです(*´∀`*)
愛情いっぱいの飼い主とたくさんの仲間に囲まれて、これからも幸せに暮らしていってほしいですね。