ニューヨーク州ブルックリンで、足を怪我している1匹の子猫を発見した男性。
何とか助けたいと、自前で用意した食べ物とともに、保護団体から借りた捕獲用のトラップを仕掛けます。
そして、夜中の2時半を回った頃…
ようやく姿を現した彼女は、お腹が減っていたのか、そのままスムーズにトラップの中へと入ってくれたそうです。
懸命な治療
その後カービィと名付けられた子猫は、団体スタッフのウィルさんに託されました。
彼女の足の傷は、感染症のため壊死しかかっていたんです。
傷口の周囲をキレイにして、ウジ虫も取り除いて…
様々な処置を施すことで、やっと傷口の肉が本来の赤みを取り戻したそうです。
それから、数日分の痛み止めのお薬ももらいました。
ウィルさんは、12時間おきに患部を消毒。
献身的な看護のお陰で、少しずつ傷痕は塞がっていきます。
とても臆病な性格のカービィを安心させるため、毎日の触れ合いも欠かしません。
大きな瞳でこちらを見上げて、か細い声で鳴くんです。
脚が治るにつれて、少しずつペットとしての生活に慣れていきました。
そして、引き取ってから2週間後。
歩けるかどうかのテストを行ってみると…
彼女はもう、完璧に歩くことが出来るようになったんです。
それでもまだ、抱っこされたまま移動する方が好きみたいですけどね。
最初に怯えていた姿はどこへやら。
ペットとしての生き方を覚えたカービィは、すっかり甘えん坊になっていました(*´∀`*)
里親となったウィルさんに身体を預けて、完全に信頼を寄せているようです。
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幸せになる準備
しかし…
里親に迎えた子猫は、いつしか「生涯のお家」へと送り出さなくてはなりません。
やがてカービィも、新しいママのもとへ旅立っていきました。
でも…他にも助けを必要としている猫が、たくさんいますから。
今日もどこかで、小さな命を救うために戦う里親たち。
その尽力へ、心から称賛の拍手を送ります。