アメリカ・ペンシルベニア州に住むニコル・グライムスさんが10歳だった頃…
一人っ子だった彼女のことを心配したおばあちゃんが、1匹の子犬を連れてきてくれました。
クロエと名付けられた犬は、すぐにニコルさんと仲良しになります。
けれども…幸せな日々は長くは続きませんでした。
悲しい別れを経て
もともと奔放な性格だったクロエは、その元気さゆえ、家で仕事をするお父さんの邪魔となってしまい…
ニコルさんが14歳になったある日、ついに保護施設へと引き渡されてしまうことになったのです。
保護施設へと車が向かっている間中、お腹が痛んでしかたなかった…。
その後もずっと愛犬の行く末を案じていたというニコルさん。
しかし、彼女にクロエの消息が知らされることはありませんでした。
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それは、運命だったに違いありません。
一組の老夫婦が、とある施設から1匹の犬を引き取りました。
その後しばらくして老夫婦が亡くなり、親切な隣人が友人に向けて「犬の引き取り手を探している」と呼びかけます。
すると、その隣人とたまたま知り合いだったニコルさんが、投稿された犬の写真にクロエの面影を感じ、「引き取りたい」と名乗りをあげました。
そして彼女が犬を獣医に連れていき、体に埋め込まれたマイクロチップを確認した結果
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その識別番号が、生き別れた愛犬・クロエの数字と一致したのです!
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『宝くじに当たったみたい』
11歳の老犬となったクロエにとっても、念願の瞬間だったのでしょう。
彼女は7年ぶりに会ったニコルさんの顔を、ずっと舐め続けていたといいます。
私にとって、最高の贈り物よ。
奇跡の再会を果たした2人は、ニコルさんの旦那さん、そして幼い娘さんも含め、ともに暮らし始めたとのこと。
これから先、彼らが離れ離れだった時間を忘れてしまうほどに幸せな日々を過ごせるよう、心から願ってやみません。