米インディアナ州の動物シェルターに運び込まれた生後2週目の子猫たち。
彼らは預かりボランティアのバーブさんに引き取られ、24時間体制のケアを受けます。
一方で…
彼らを出産した母猫のチチは、ひどい飼育環境のせいで、体調を崩していました。
チチは、麻痺を引き起こす血栓に苦しんでいたようです。
それで当時の飼い主は、安楽死を望んでいました。
絶対に助けたい
どうしてもチチを見捨てられなかった獣医とスタッフは、治療の続行を決断。
すると、少しずつ改善の兆しが見え始め…
5日後、彼女は遂に家族との再会を果たすことができたのです。
彼女はすぐに子猫の毛繕いを始めました。
母乳はあまり出ていないようだったので、足りない分はミルクで補っています。
同時に、母乳の出が良くなるようなケアも始めました。
チチとバーブさんは二人三脚で子猫の面倒を見ます。
頼れるママたちの存在は、子猫たちに安心とさらなる成長をもたらしました。
しかし…
しばらくすると、チチは子供たちから距離を置くようになってしまいます。
おそらく育児のストレスによる疲れが出てしまったのでしょう。
加えて彼女は、脱水症状を起こし、猫風邪をひき始めていました。
さらには母乳も出なくなってしまったため…
チチには子育てから卒業してもらい、病院でゆっくりと治療を受けさせることに。
彼女は死の淵から回復し、4匹の可愛い子猫を育て上げました。
次は新しい家族の元で、たっぷり愛されて過ごす番です。
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すくすく育つ子猫たち
お母さんから元気をもらった4匹の子猫たちは、ますますヤンチャに育ちました。
きっとチチも、立派になった我が子の姿を誇らしく思っていることでしょう。
懸命に命をつないだ親子には、どうかこれからも幸せな日々を過ごしてほしいですね。
(参照:LoveMeow)