アニマルレスキューのローズさんは、路上をさ迷っていた1匹の子猫を発見しました。
状態が悪かったため、緊急治療室へと搬送し、どうにか一命を取り留めたものの…
よほどつらい思いをしていたためか、ずっと怯えて震えています。
猫の先輩として
子猫に『オーピー』という名前を与え、自宅に連れ帰ったローズさんには、一つ心配なことがありました。
それは既に飼っていた猫のアンディが、「新入り」と果たして仲良くできるかどうか、ということ。
ただ、その不安は杞憂に終わります。
家に連れてこられたオーピーが、か細く鳴いたのを聞きつけると、アンディはすぐさま駆けつけて…
彼の体を、ぎゅっと抱きしめ、そのまま毛づくろいを始めます。
それは、出会って間もない2匹の間に、兄弟としての絆が芽生えた瞬間でした。
子猫を不安から守るかのように、傍に寄り添って眠るアンディ。
実は彼にもオーピーと同様、死の淵をさ迷っていたところを救助された過去がありました。
そのせいか、弟ができるまでは甘えん坊だったといいますが…
守らなければならない存在を前に、大人としての自覚が生まれたようです(*´艸`*)
トイレの使い方や、高いところから降りるときの着地の仕方、それに狩りごっこも。
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助け合い
ローズさんは、最後に語りました。
ずっと、自分には何かが欠けているような感覚があって…
それは、本当の家族と出会った後も、ずっと変わりませんでした。
けれどアンディと出会って、彼に心を満たしてもらうことで、救われたんです。
そして今は、オーピーとの出会いによって、アンディの心が満たされているように見えます。
誰かにしてあげたことは、きっと自分にも帰ってくるんですね。
運命的な出会いを果たした、1人と2匹。
お互いを支え合いながら、これからも仲睦まじく暮らしていってほしいですね。