ニューヨークのとある家の裏庭で足の不自由な子猫が見つかり、動物レスキュー団体のスタッフが、ただちに救助へ向かいました。

最初は事故にでもあったのかと思われましたが…
獣医の診察を受けた結果、彼は「先天性の形態異常」を抱えていることが判明します。
素晴らしい適応力
スペックと名づけられた子猫はその後、動物保護団体「Fuzzy Butt Rescue And TNR」のもとに無期限で預けられることが決まりました。

ボランティアのディナさんは語ります。
はじめて施設にやってきた日のことを、いまでも覚えています。
好奇心が強い彼は、麻痺していない後ろ足を上手に動かして、あちらこちらと探検したんです。
ルームメイトの猫たちとも打ち解け、すぐに新しい環境に順応できました。

生後6週間にしては小柄ながらも、スタッフたちの愛情を一身に受け、スペックはすくすく成長していきました。
障害なんてなんのその、子猫らしいやんちゃっぷりを存分に発揮します。

施設では、筋力を強化するための水中リハビリや、ウェイトトレーニングを実施。
訓練の結果、歩行器を自在に操ることもできるようになりました。

大きくなるにつれ、かわいらしい牙がにょっきりと口元からのぞくように。

素敵なチャームポイントのおかげで、ますますキュートになりましたね!

トイレに行きたいときや、おやつがほしいときには、鳴いて知らせるか、わたしたちの注意を引くために足でトントンと合図するの。
彼のお願いなら、なんだって聞いてあげちゃうわ。
嫌っていうほど甘やかして、世界で一番幸せな子猫にしてあげたいです。
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強い意思で
日常生活を送るにはお手伝いが必要で、外見もふつうの猫とは異なるスペック。

それでも…
自分の状況をありのまま受け止めて、一生懸命に生きているわ。

彼はこれからも、優しいスタッフやルームメイトの猫たちに囲まれながら、幸せな日々を送ることでしょう!
