ある雨の日。
フロリダのボカラトンの建設現場で働いていたひとりの男性が、猫の声を耳にします。
音の主をたどっていくと…
びしょ濡れになりながら鳴き続ける茶トラの子猫が見つかりました。
どうやら生後2、3週間ほどのようですが、近くに母親猫の姿は見当たりません。
彼はすぐに子猫を保護し、地域で猫の里親ボランティアをしているマルニー・ジェリンさんのもとに届けました。
ミルクがほしい
調べたところ、子猫は病気らしい病気にこそかかっていなかったものの、体がすっかり冷え切り、栄養不良でガリガリに痩せています。
彼には、すぐにでも『ミルク』を与える必要がありました
そこで、子育て中の母親猫・サラフィーネを保護したばかりのマルニーさんは、子猫と彼女を引き合わせてみることに。
その結果は
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サラフィーネは、まるで我が子を奪われたみたいに、大声で彼をよこすよう訴えてきました。
そして、その通りにすると、かいがいしく世話をしはじめたのです。
それまでずっと鳴きっぱなしだった子猫も、ようやく落ち着いたようで…
新しいママからミルクをもらい、温かいお腹のそばでゴロゴロと喉を鳴らします。
サラフィーネだけではなく、ほかの子猫たちも彼を「新しい兄弟」として迎え入れてくれました。
もう独りぼっちなんかではありません!
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大変身!
やがて子猫はすくすく成長し、順調に体重を増やしていきました。
コロコロとよく太り、毛並みもツヤツヤです。
最初のころからすると、彼は見違えるほど変わりました。
素敵なママにめぐり合うことができましたし、まさに健康そのものです。
やっと見つけた新しい仲間ととともに…
これからものびのびと、楽しい日々を送ってほしいですね(*´∀`*)