それは、ある火曜日のこと。
旅行を控えていたオーストラリア・ラザフォードに住むマーク・ウッドブリーさんは、必要な釣り道具などを買いに、ほんの10分ほど外出しました。
しかし…
買い物を終えて帰宅したマークさんは、目を疑います。
なんと、自宅の窓から真っ黒い煙が立ち昇っていたのです!
※イメージ
マークさんは、真っ先に「恐ろしい事実」を思い出しました。
家の中では、大切な愛犬・ディッチが留守番している。
もちろん自分は、しっかりと鍵をかけた…。
「今すぐ助けなければ!」
ためらうことなく、マークさんは炎が燃えさかる家の中に飛び込んでいきました。
が、炎の勢いはとても強く、真っ黒い煙が充満していて息をするのも困難な状況。
いったん退散を余儀なくされてしまいます。
※イメージ
無論、諦めるわけにはいきません。
マークさんは再び、炎の中へ突入しました。
しかし…いくら見回してもディッチの姿が見当たりません。
長時間いられるはずもなく、再度引き返します。
そして、3回目。
炎の中をさまよっていたとき、マークさんは何かにつまづいてよろけます。
足元を見ると…
そこには、ぐったりと横たわったディッチが!!
※イメージ
マークさんはすぐさまディッチを担ぎ上げ、外へと運び出しました。
そして、無我夢中で必死に蘇生を試みます。
関連:孫と遊ぶ飼い犬が、突然「激しくジャンプ」し始めた。直後、駆けつけた祖母が見たのは
ほどなくして、4台の消防車と救急車、そして警察が現場に到着。
酸素マスクを装着してもらったディッチは、そのまま動物病院へ運ばれていき
・
・
・
・
・
幸運にも、その日の午後には容体が安定したといいます。
He returned home to see smoke billowing from his house. First thought – save Ditch the #dog: http://t.co/rRUf2kr4Wk pic.twitter.com/2HEUX8r6zr
— Fairfax Regional (@FairfaxRegional) 2015年7月22日
全てを物語る1枚の写真。
マークさんは無事に帰ってきてくれた家族を、強く抱きしめました。
でも、一番守りたかったディッチが無事で、本当に本当に良かった!
ためらうことなく何度も炎の中へ飛び込んだ飼い主。
この出来事によって、2人の絆は、ますます深まったことでしょう。