米フロリダ州ジャクソンビルの動物保護施設に、生後3週間ほどの子猫が連れてこられました。
同年代の子猫と比べてもかなり小さく、やせ細った体…。
施設で獣医の助手として働いていたケイトリンさんは、出会った当時のことを振り返ります。
目も鼻も、老廃物で詰まってしまっていて、ほとんど開かなかったんです。
お母さんとの出会い
ケイトリンさんは子猫を自宅へと連れ帰り、レイガーと名付けて昼夜問わずのケアを施しました。
自分の力でご飯を食べられない彼のために、チューブで流動食を食べさせてあげます。
そんな必死の看護のおかげもあって、レイガーは少しずつ生きる気力を取り戻していき…
抗生物質の投与を通じて目や鼻の状態も少しずつよくなっていくにつれ、本来の明るい性格を徐々に開花させました。
声が出せるようになってからは、ご飯の時間はずっと、にゃーにゃーと話しかけてきますね。
レスキューから一ヶ月後には、体重も1ポンド（約450グラム）の大台に。
流動食もやめて、自分の力で猫用のご飯を食べられるようにもなりました。
元々飼っていた犬のグレイスとも、仲良くやっているんですよ。
先住犬のグレイスは面倒見のいい性格で、ケイトリンさんが里親として引き受けてきた動物たちにとっては、お母さんのような存在なんだとか。
レイガーもその例に漏れず、すぐに彼女に懐いてしまいました。
側に近寄っていっては隣に腰掛けたり、一緒に横になったりして…
夜には、同じベッドで寝ているんです。
やがて、器から水を飲む方法も習得したレイガー。
もちろんその後ろには、子の成長を見守る母の姿があります(*´∀｀*)
最初に出会った頃よりも、ずっと力強くて、元気いっぱいです。
成長の遅いレイガーは、先天性の疾患を抱えている疑いがあり…
ケイトリンさんは、そんな彼をサポートするべく、惜しみない看護を続けました。
関連：多頭飼いの現場から保護された2匹の猫。なかなか人に心を開けなかったけれど？
家族の絆
「母親たち」に見守られながら、レイガーは心身ともに健康を取り戻していきます。
体はまだ少し小さいですが、内に秘めたエネルギーと可愛らしさは、他のどんな猫にも負けていません。
3人一緒になって奮闘する彼らへ、我々からも惜しみないエールを贈りたいですね。