カナダ・モントリオール市内で、生後3-4週間の子猫が発見されました。
体重は月齢でみた平均値のおよそ半分ほどしかなく、明らかに発育不良です。
さらに片目には、鳥に襲われたと思われる傷を負っていました。
驚くべき生命力
地元の愛護団体のスタッフが哺乳瓶でミルクをあげると…
すごい勢いで吸い付いてきます。
団体代表のセリーヌ・クロムさんが当時の様子を語りました。
ものすごい食欲だった。
「生きたい」という意思の強さを感じたわ。
お腹がいっぱいになって眠りについた後も…
まるで「一人にしないで」とでも言うように、彼女はスタッフの指を離さなかったそうです。
子猫はスリと名付けられ、里親ボランティアへと預けられることに。
それからの彼女の回復ぶりには、誰もが目を見張りました。
残念ながら、今後も体が大きくなることはないそうですが…
そんな事実を補って余りあるほど、明るく元気な性格の持ち主です。
スリは怖いもの知らず。
だけどちょっと不器用なところがあって、よく色々な物にぶつかるの。
里親は彼女を色々なところに連れて行ってあげているんだけど、見るもの全てに興味を示してるそうよ。
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奇跡の子猫
たくさんの愛情を受け、気持ちの良いブランケットにくるまり、「セレブ生活」をエンジョイしているスリ。
あれほど過酷な状況を、母親の手を借りずに生き抜いたなんて奇跡よ。
彼女は、本当に強い子だわ。
その類まれな精神力と生命力に、心からの拍手を贈りたいですね!
(参照:LoveMeow)