ある日、アメリカ・インディアナ州の預かりボランティア・バーブさんは、耳の聞こえない妊娠中の猫・ハニーを引き取りました。
その後、彼女は4匹の猫を出産しましたが…
内2匹は、残念ながら命を落としてしまいます。
残った子どもたちは、なんとか守ってあげたい…。
母乳の量が少ないハニーのために、バーブさんは昼夜を問わずミルクを与え続けました。
ご飯を食べることも忘れてしまうほどです。
新しい家族
そうして二人三脚で育児を続けていたバーブさんの元に、保護団体Allen County SPCAから連絡が入りました。
いわく、彼らはゴミが入った袋の中に、5匹の子猫を見つけたといいます。
バーブさんは、そのうち3匹を引き取り、ロイ、ニシキ、ノリと命名。
小さな子猫たちは彼の家に移されましたが…
健康チェックも受けていなかったため、しばらくはハニーと別々の部屋で過ごしながら、ケアをすることになりました。
そして数週間後…
ついに「初対面の日」が訪れます。
ドキドキしつつ、3匹をハニーに会わせてみると…
すぐに母性が目覚めたのでしょう。
我が子を愛おしむように、彼女はせっせと毛づくろいを始めてくれました。
人間以外の親を持つのは、とても大切なことです。
ハニーの子どもたちにとっても、兄弟が多ければ学ぶことも多いでしょう。
そしてなにより…ハニー自身が、本当に嬉しそうでした。
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「すべての出来事には、意味がある」
5匹の猫は、もみくちゃになりながら寄り添います。
ハニーが2匹の子どもを失い、それと同じ頃5匹の子猫が捨てられて…
それを偶然にも誰かが見つけ、巡り巡って新しい母猫に出会うことができました。
そして、彼女は3匹もの新しい子どもたちを育てることになったんです。
おっしゃる通り…
彼らの姿を見ていると、はじめから「不思議な縁」が存在したと信じずにはいられません。
血の繋がりを問わず、5匹の子猫へ溢れんばかりの愛情を注ぐハニー。
とても献身的で頑張りやさんな彼女に、心からの拍手を送ります(*´∀`*)