アメリカ・サンディエゴのアートスタジオで発見された、生後まもない2匹の子猫。
地元の保護団体Kitten Ladyのハンナさんが現場に到着した時には、すでに体が冷たくなっており、絶望的な状況でした。
しかし、このまま見捨てるわけにはいきません。
小さな身体を必死で温め、懸命な処置を施します。
結果、1匹は残念ながら助かりませんでしたが…
もう一方はかろうじて命を取り留めました。
生き残った子猫はバッジャーと名付けられ、その後も24時間体制で治療を受け続けます。
やがて手のひらよりも小さかった彼の体重は倍に増え、20日後にはようやく目も開きましたが…
胃にうまく食べ物を運ぶことができない「巨大食道症」と呼ばれる疾患に、皮膚の問題に尻尾の壊疽、原因不明の消化管の異常。
未熟児で生まれたその身体には、まだまだ数え切れないほどの問題が残っていました。
全てをひっくるめて、「未熟児めちゃくちゃ症候群」と言う愛称をつけたんです。
困難に負けないためにも、あくまで明るく、前向きに。
そんなハンナさんの想いに応えるかのごとく、バッジャーも目覚ましい回復ぶりを見せます。
生後4週を迎えると、自分の足で歩き出し…
性格もどんどん活動的になって、いたずらっ子な一面も顔を出し始めました。
そして何より驚くべきは…
とんでもない食いしん坊っぷり!
あまりにも食欲が旺盛すぎるせいで、体も丸くなっちゃって…(笑)
保護した日のことを鮮明に覚えているというハンナさんは、最後にこう語りました。
正直、心の中には「もうダメかもしれない」という不安もありました。
でも、今の姿を見てください。
生後6週間で、7-8週の子猫に匹敵する体格まで大きくなりました。
彼の成長には、本当に感動させられるばかりです!
まさしく「奇跡」と呼ぶにふさわしい復活劇。
生きることを決して諦めなかった小さなファイターの姿は、我々にも大きな勇気を与えてくれますね(*´∀`*)