職場の駐車場で、鳴きながら駆け寄ってくる猫に出会ったリサさん。
何かを伝えたげな様子が気にかかり後を追っていくと、辿り着いた先には、建物の横につけられた小さな排水パイプがありました。
そして、その穴の中から…
必死に助けを求める子猫の鳴き声が聞こえてきたと言います。
救出作戦
自力で脱出することが不可能な様子であっため、リサさんは保護団体「Here Kitty Kitty Rescue」に協力を求めました。
到着した保護団体のメンバーは、母猫・レインと茂みに隠れていたもう1匹の子猫・ライリーを保護。
同時に、パイプの中で鳴いている子猫の救出を開始します。
2メートルほどある棒にツナ缶の液を浸したスカーフを巻いて、パイプの中へと入れました。
子猫が匂いにつられて、スカーフを登ってきてくれると思ったんです。
しかし、翌日まで待っても子猫が出て来ないため…
彼らは近くのマンホールを探し、そこからの救出を試みることに。
メンバーの1人がマンホールから下に降りて、子猫が落ちてしまった部分につながっているパイプを見つけると…
そこに美味しいご飯をたっぷりと入れた罠を仕掛けます。
あわせて、母猫が子猫を呼ぶ動画を何度も流した末に…
ようやく捕獲成功!
お腹をすかせながら、48時間も1人ぼっちで過ごしていましたが…
無事に保護することができました。
パイプの中から助け出された子猫は、パイパーと名付けられました。
関連:命を落とした兄弟猫たちの上で、ボロボロで横たわっていた子猫。決して諦めない「強い生命力」で美しい猫へと蘇った!
すくすく育って…
施設に戻り、再会を果たした家族。
レインはママとして、落ち着いた環境で子育てを続けます。
その後、すくすくと成長したライリーとパイパーは、無事に生涯のお家へと旅立って行き…
やがてレインも、素敵な家族の元で新しい生活を始めることができました。
これからも3匹がそれぞれ、幸せいっぱいに暮らしていくことを願ってやみません。