おいでよ山口@民俗 (@minzokunokai1)さんが投稿した、『地名』を巡る呟きに注目が集まっています。
津波とか地震とかあるたびに、とりあえず「昔の地名に戻してくれ」と切実に願う。
民俗学やってるとわかるけど、地名は昔の災害の記憶を残していたりするんだよ。蛇とか沼とか波とかつく地名はね
あとは路傍の小さな祠にまつられる神々の名前も昔あった災害の記憶を残してる。
粗末にしないでおくれ。— おいでよ山口@民俗 (@minzokunokai1) 2019年6月24日
なるほど…!
土地の名前には、そこで起こりうる事をめぐる「警告」が少なからず含まれている、ということですね。
鉄道の父、井上勝の関連の屋敷があった土地が山口の「小鯖芦谷」って言うから、それ絶対もとは「悪し谷」だろと思って聞いてみたら、案の定土砂崩れがあった場所だって言われました。
— 内藤⚓幕府海軍&真田丸いだてん沼 (@pinocollina1841) 2019年6月24日
まさしくそういう地名です!
「あしだに」に関する論文は山口県史の民俗部会の本で読んだ気がします。岩国の事例だったかな
「深田」という地名も湿地帯の地名ですね。
山の中に水に関する神が祀られている場合も少し伝承を調べてみると良いです。文字で書き残すことがなかった時代からの記憶です。— おいでよ山口@民俗 (@minzokunokai1) 2019年6月24日
ただでさえ、万が一に対する備えを疎かにしやすい我々人間にとって…
安易な地名変更は、想像以上に危険なことなのかもしれません。
関連:初授業の冒頭で「地方出身者」に挙手を求めた大学教授。何事かと思ったら、震えた!
ネットの反応
●家を買う時は古地図+地元の人に訊くといいとか言われる
●横浜など東京近郊の街に「◯◯が丘」とか「◯◯台」という地名をよく見かけます。ああいうのは住宅地を造成して住んでくれるように、変更しているんですよね
●地名って、もしかして一番簡単に見つけられる災害の痕跡なんですかね
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!