匿名掲示板に、とあるユーザーがこんなエピソードを投稿しました。
●ユーザーID:IWj.jn.va
近所に開塾したばっかりのごく小さな塾だったんだけど、夏期講習から中3生が増え始めた。
当初は小学生担当で夕方には帰れるシフトだったのが、気づくと受験生数人抱えて毎日のように22時まで自習のアシスト。
それが受験日前日まで。
旦那と子供の理解と協力があって出来た事で、今でも感謝してる。
高校受験は前期後期がある県で、合格した子は発表日から塾には来られない決まりになっているから、すぐには「おめでとう」と伝えられない。
でも、塾長が「落ち着いたら合格生たちを集めて激励会をやるので、その時に会えるよ」と言うので、楽しみにしていた。
[2019/04/22(月)12:28:41]
目標を達成した生徒たちとの再会。
嬉しそうな顔が、投稿主の目に浮かびます。
しかし…
●ユーザーID:IWj.jn.va
それでもせめて生徒の顔を見ておめでとうと言いたくて、どうにか時間を作って15分だけ塾に顔を出した。
久しぶりに見る生徒たちは少し大人びていて、既に始まっている高校生活も楽しんでいるようだった。
だからなのか…
私に会ってもなんとなくよそよそしいというか、それ程嬉しそうではなかった。
浮かれていた自分が恥ずかしくなって、早々に退散した。
[2019/04/22(月)12:28:41]
予想外のリアクションを受けて…
投稿主は、ある「すれ違い」に気が付きました。
●ユーザーID:IWj.jn.va
けど生徒たちにとっては、苦しくて辛い思い出だったのかもしれないなあ…。
あの頃は「先生、先生」って寄ってきてくれてたから、好かれてるのかもと勘違いしてしまった。
塾講師なんてこんなもんだよね、肝に命じなきゃ、と思った。
たぶん彼ら彼女らの殆どとは、もう会えないんだろうけど…
それぞれが自分の思う幸せを掴んで欲しいな。
[2019/04/22(月)12:28:41]
関連:会場前で財布を落とした受験生。その瞬間、周囲の大人たちが!?
学校の担任教師のように、教え子たちと授業以外で関われる機会は少ない。
それでも…受験という正念場に向け、勉強だけにとどまらない彼らの「未来の一端」を担う責任感に、変わりはないでしょう。
ちょっぴり切ないお話に、胸が詰まると同時に…
塾講師という職業の苦労の大きさを、改めて思い知る一幕でした。
※こちらの記事はopen2chより、一部コメントを読みやすくまとめた上で作成しています。