先日、偶然倒れている人を見つけ、必死の救助活動にあたった🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun)さん。
しかしそこで…なんとも悲しい現実を目の当たりにしました。
この前、初めて人の口に手を突っ込んだ。
何処とは言わないけれど、街の道端で吐瀉物を詰まらせて窒息している人を見つけて反射的に駆け寄った。服も顔も吐物だらけで、顔が酷く青かったのを今も覚えている。けれど、一番印象に残っているのはその前を歩いて何もしない人達。— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
まるで見えていないかのように通り過ぎて行ってしまうのがひたすらに怖かった。
目の前で声は出ずとも苦しんでいる人がいるのに何故何もしないのか。自分の予定の方が人の命より大事なのかと悲しくなった。
その場に居合わせたのなら全力を尽くそうと決め、私はまずその人の上着を脱がせた。— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
脈はあるが、意識が無く呼吸が不安定になっていくのが分かって、一心不乱に喉に詰まった物を取り出した。自分が病んでいたとき無理やり吐こうと指を突っ込んでいた時の感触と似ていて、思っていたより掻き出すのはスムーズだったけどこの時、まだ周りの人は何もしなかった。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
それでも容体は回復せず、うさぴっこさんは、さらに救命処置を続けます。
やがて呼吸の音が聞こえなくなったので、人工呼吸をした。自分が持っていたタオルで顔の周りを拭いて、授業で教わった通り2回ずつ。
吹き込んだ分返ってくる空気が吐物の匂いで、何度か私もえづいてしまった。それでもと息を吹き込めば、自発呼吸が始まった。— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
目も開いて、手足も感覚が戻ってきたようで何度か開いたり閉じたりを繰り返して、私を見た。「分かりますか」と声をかければ、少し頷いてくれた。
念のため救急車を呼んで(本当は見つけた瞬間呼ぶべきだったのですが、慌てていたので後に気付いた)、病院へ運んで貰った。— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
一応と私の連絡先を隊員さんに託して、口を濯ぎに駅のお手洗いへ向かっている途中、急に全身の力が抜けた。ほっとしたのもあったが、一番は驚きと慌てが原因なんだと思う。身体中が震えて、声も出なかった。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
拍手を送らずにはいられない一方で…
その場の状況を考えると、「めでたしめでたし」とは言えません。
無視して通り過ぎていく人々もそうだが、一番驚いたのは私が一人で応急処置している所を撮っている人達。何故のうのうとスマホをいじれるのか。会社員も、若者も女子高生グループもいた。その手でスマホをいじらず人助けをしてほしかった。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
人命救助は一人では出来ない。AEDや救急車は本来一人ずつ分担して行うこと。なのに何故見ているだけなのだろうか。TwitterやInstagramにでも投稿するのだろうか。「オエオエ言いながら人命救助してる人いるなうw」とかやるのか。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
確かに今の時代、下手に人へ手を差しのべてはいけない。悪用されたりするからだ。そういう時代だからだ。けれど、だからと言ってそこまで拒むだろうか。どうして、人の命を捨てるのか。はっきり言って、私はあの場にいた人達が嫌いだ。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
助けてくれようとした人も中にはいたのかもしれないけど、だからこそアクションを自ら起こしてほしい。私が「誰か手伝ってください」と声を上げたのに、誰一人として来なかった。怖いからかもしれない。もらいゲロしてしまうかもしれないからと、避けないで。助けて。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
もう二度と、あんなにも冷たく非道なことがないように。尊い命が無くなってしまわないように。助けようと動けるように。もしもの時に誰かの支えになれるように。自己満足かもしれない。それでもいい。だから、どうか一人だけでもこれを読んで心を改められますように。
— 🌿うさぴっこ🐠💨 (@usahathimitthun) 2019年4月2日
後日、無事に一命をとりとめた方から、うさぴっこさんのもとにお礼の連絡が届いたそう。
もしも彼女がいなかったら…最悪の結末が待ち受けていたことでしょう。
ネットの反応
●少しでも優しい心が広まることを願います
●何も出来ないと思っても、一声掛けられる人でありたい
●今後このようなことがあったら、私も出来るだけ行動しようと思いました。勇気をありがとうございます
勇気ある一歩を踏み出すか、人の道を踏み外すかは、ときに表裏一体の選択です。
苦しむ誰かを見つけた際には…
遠くからスマホを構えるのではく、その傍らへと駆けつけられるよう、常に覚悟を決めておきたいですね。
人工呼吸専用のマスクも販売されていますので、あわせて是非チェックしてみてください。