パキスタンの都市、カラチからおよそ290キロほど離れたアラビア海にて。
世界自然保護基金による訓練を受けた監視者のアミール・ラヒムさんは、水面に白い袋のようなものが漂っているのを発見します。
よく見ると、それは激しく動いており…
次の瞬間、その正体に気が付いたラヒムさんは、一目散に海へと飛び込みました!
「救出劇」の一部始終を、ぜひ動画でご覧ください。
- 動画のキャプチャ画像
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まるで苦しんでいるかのように、バタバタともがく様子を見て、すぐさま海に飛び込んだラヒムさん。
引き上げてみると…それは合成樹脂でできた網にからまっていた、一匹のカメでした!
ナイフで丁寧に網を切り自由にしてあげると、特に怪我もないようで元気に動き始め…
海へと戻って行きました。
ラヒムさんいわく、漁業用の網にからまったカメはたくさん見てきたものの…人間が捨てた「明らかなゴミ」から抜け出せなくなったカメを発見したのは、このときが初めてだったそうです。
ラヒムさんが発見しなければ、今頃は…。
我々の自分本位な行動が環境に与える影響について、改めて考えさせられる映像です。