匿名掲示板に、とあるユーザーが「教師になった2人の友人」をめぐるエピソードを投稿しました。
●ユーザーID:99E
彼女らはどちらも教師を目指していたけど、仕事に向かう姿勢が正反対だった。
1人は、子どもラブ超大好き・子どもの可能性を信じる・教職やれるならたとえ給料なんてなくてもいい。
やる気と熱意にあふれたA子。
在学中も子どもに関わるボランティアに精を出してたし、全力で子どもと遊び、どの子にも優しかった。
もう1人は、子ども好きじゃない・子どもなんて大人がいなけりゃなんも出来ないお荷物・ぶっちゃけ教職やるのは金のため。
守銭奴を公言してはばからない冷めたB子。
実習で子どもと接しても、どこか冷めていて、めんどくさそうに適当に遊んであげてた。
だからA子は絶対いい先生になると誰もが思ったし、反対にB子は教師にならないほうがいいのでは、みたいな雰囲気だった。
[2019/03/07(木)18:01:45 ]
その後、2人そろって念願の小学校教師になったA子さんとB子さん。
とはいえ…
ただでさえ難しく大変な小学校教師の職に就くうえで、「子ども嫌い」なB子さんには、相応の苦労が待ち受けていることでしょう。
と、思いきや
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●ユーザーID:99E
彼女自身は相変わらず面倒くさがりで、「子どもはなんもできないお荷物」って考え方。
でもだからこそ、「どうせなんも出来ないんだから面倒くさくないように二重三重に予防線をはる」ってことをしていた。
例えば、1年生が初めて図工でハサミを使うとしたら…
●どうせうまく紙を切れないだろう → あらかじめ切る線を見やすく紙に印刷
●どうせ怪我するやつもいるだろう → 補助の先生を呼んでおく。絆創膏も用意
●どうせまったくハサミを使えないやつもいるだろう → 最悪切れない子はちぎり絵で作品にしても可
そんな感じで、フォロー体制が万全だった。
結果的に図工苦手な子もそれなりの作品をしあげるから、子どもたち自身も大満足。
どうせ出来ないと思ってた分、B子は「え、みんな出来たの!? すごい!! 絶対無理だと思ってた! 君たち天才か!?」と子どもらをべた褒め。
どの教科でも同じく万全フォロー&ちょっとでも出来たら絶賛。
なので、B子のクラスの子は自信をつけ、何に対しても積極的になり成績もグングン伸びていった。
手のかかる子どもに対しても、「もらってる金の分きちんと仕事はする」と言って、冷静かつ根気強く接してた。
おかげで問題行動も改善し、保護者からの信頼度も抜群に。
[2019/03/07(木)18:01:45 ]
すごい!!Σ(゚Д゚;)
「嫌い」ということが、適性につながる場合もあるのですね!
ならば、A子さんは…
●ユーザーID:99E
子どもの可能性を信じる彼女は、「君たちならこれくらい出来るって信じてる!」と、どう考えても無理な課題を丸投げする。
さっきの図工の例だと…
●うまく紙を切れるって信じてる → 得意な子以外、何をどう切っていいか分からず適当に切り刻む
●ハサミの扱いくらい身に付いてるって信じてる → 指先を切る怪我多発、補助の先生もいないからカオスに
●素晴らしい作品が出来るって信じてる → 出来てない
そんな惨憺たる結果に、A子は爆発。
「先生は君たちを信じてるんだよ!? やれば出来るんだって! だからふざけてないで、ちゃんとやりなさい!!」
ヒステリーにわめくけど、具体的な指導やフォロー体制がないから、出来る子だけがほめられ、出来ない子は置いてけぼり。
さらにA子は子ども好きだけど、好きすぎて、悪いことをした子をろくに叱らずにいた。
当然、ずる賢い子がクラスでのさばる。
手のかかる子どもについても、「君は本当はいい子だって信じてるよ」と言って対策を何もとらない。
だから、もめ事ばかり起こって保護者から苦情が殺到。
「私はこんなに一生懸命やってるのに!」って、職員室で泣くばかりになった。
[2019/03/07(木)18:01:45 ]
理想を原動力に夢が叶った。
しかし…理想だけでは、その先を走り続けることはできない。
なんとも考えさせられる話です。
●ユーザーID:99E
一方のB子は、有能な教師として評判になっていった。
大学時代の予想と真逆になったのが衝撃。
どんな人がいい先生になるのか、分からないものだね。
[2019/03/07(木)18:01:45 ]
やりたいこと、なりたいものを追い求めるのと同様に…
それらをやった後、なった後、自分に待ち受けているものは何か、見据えておくことも大切なのかもしれません。
※こちらの記事はopen2chより、一部コメントを読みやすくまとめた上で作成しています。