お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition)さんが投稿した、とある老婦人とのエピソードに注目が集まっています。
数ヶ月前にマンションのゴミ置き場に棄てられてた超高級紙質の大袋、うわ勿体ねえと思い手に取って見てたら「それお気に入りですか?お持ちになられてもいいですよ」と上品そうなご婦人。「いやこれはいい紙ですよ」と答えるとそのご婦人の結婚式の引出物を入れる為の袋で50年近い歳月が経っていた
— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年2月20日
古いレコードでも60年代の物が色褪せないままのコンディションなのは保管もさることながら紙質が良いからであり、時折古いジャケットに、比較的安い新しいレコードを入れ売り付ける悪質な輩もいるそうだが、そんな蘊蓄を披露したらそのご婦人は得心した感じで「やはりそれは持って帰りますわ」と
— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年2月20日
偶然の出会いから、大袋の価値を知ったご婦人。
そのまま捨てずに済んだことは、幸運でしたね(*´▽`*)
しかし、それからしばらくたって…
虎太郎さんは、予期せぬ事実を知りました。
暫くそのご婦人を見かけないなと思いながら先日またゴミ置き場で、捨てられてる本にいいのがないかと見てたら、最近越してきた人に声をかけられた。話を聞くと、その方のお母様は終活で身辺整理してたにも拘らず、ある古びた袋はゴミ置き場から持ち帰り、葬式の時に棺桶に入れてくれ、と
— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年2月20日
早くに旦那様を亡くされ余り思い出となる物がないのもあり、これも何かの縁、紙袋は最後まで置いておこうと思われたとか。更に衝撃だったのは1ヶ月程前にお母様は亡くなられていて、病床で、マンションの入居者から聞いた話として昔の紙は丈夫だったと言われ思い直して持ち帰った話もされてたとか
— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年2月20日
ご婦人が紙袋を持ち帰ったのは、単に貴重な物だったからではなく…
それこそが「最後の持ち物」にふさわしいことを知ったからだったのですね。
となると、俺と会った時は既に余命幾許もない状態だったという事なんだろうね、そんな風には見えなかったけども。それから一月程経って、再入院してそのまま年末に亡くなられたとのこと。思わぬ所で奇縁があった、ってことか
— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年2月20日
切なくも、温かいお話です。
ネットの反応
●要らない物が、ふとした出会いによって思い出の品だったと気付く事ってあるんだなあ
●なんでも捨てれば良いってもんじゃないって分かる
●きっとその大袋には愛が満たされているのだと思います
部屋の奥にしまわれた、何気ない品々。
その中に…私たちにとっての未来の宝物も、あるのかもしれません。