千葉県野田市で、小学4年生の女児が父親から虐待を受けた末に死亡した事件。
市の教育委員会が、「女児の同意書」を持参した父親に、虐待の状況について書かれた被害女児のアンケートを見せていたことが大きな波紋を呼んでいます。
この件をめぐり、法学者の木村草太 (@SotaKimura)さんは、次のように警鐘を鳴らしました。
DV加害者は、自信満々、理路整然としていて、DV被害者は取り乱していて、支離滅裂。そんなのよくあることなのに。。。
DVにしても、虐待にしても、被害者保護があまりに不十分。安全・快適な保護施設とスタッフの充実が急務。 https://t.co/WeoAH8x9HS— 木村草太 (@SotaKimura) 2019年2月3日
「DV加害者は、冷静な場合が多い」
大変恐ろしく、そして絶対に忘れてはいけない事実です。
田村恵子 (@u0wfngoSkX6TjsK)さんも、自身の経験をもとに同意のツイートを投稿しています。
DV元夫が学校に押し掛けたとき、まさにこれだった。
家裁調査官調査でも、先生方は「父親のほうが冷静で、母親が感情的になっていた」と証言していたことが記録されていた。
"DV加害者は自信満々、理路整然としていて、被害者は取り乱している"ことはよくあることだと知られてほしい。 https://t.co/FhxGnJeUaJ
— 田村恵子 (@u0wfngoSkX6TjsK) 2019年2月3日
いじめの被害者も、パワハラの被害者も、虐待の被害者も、暴力の被害者はみんなボロボロで、混乱している。その一方で、加害者が平然と「私も支えようと努力したんです」とか言って、世間の同情をかい、被害者をますます追いつめる。
このパターンを、社会にはもっと理解してほしいと思います。 https://t.co/10BRCEDuS4— 木村草太 (@SotaKimura) 2019年2月3日
どんな状況であれ、まずは被害者の声に耳を傾け、適切な調査をする。
そのようなシステムが完成しない限り、犠牲となる子どもは増え続けて行ってしまうことでしょう。
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ネットの反応
●体面を気にするから人前では大人しいんです。「いい旦那さんねぇ」とか「優しいお父さんね」とか言われてる人が、配偶者の為に5分も待てない性格だったとかよくある話です
●やられてる方は精神ぶっ壊れかけてますからね。そこを考慮せえと思います
●こういう構図、日本の色んなとこで共通かもしんない
最後のよりどころであったはずの我々大人たちは、なぜ女児を救えなかったのか。
悲劇と向き合い、一日も早く具体的な解決策を出すことが望まれます。