声優・TVタレントとして活躍する、はるかぜちゃんこと春名風花 (@harukazechan)さん。
彼女は以前、「いじめられる方にも原因がある」という批判について、自身の考えをTwitterに投稿しました。
おはようございます!
部屋を片付けたらバイキングの進行台本がでてきました
このとき番組内で「いじめられる方にも原因がある」って議題があったんだけど
「原因がある」と言ってた人たちに聞いてもらいたい話があるので、ちょっとだけ書きます pic.twitter.com/CJpDYVgMpF— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
いじめられる側に原因があるか聞かれたら
完璧な人間はいないので
ある、と答えざるをえません
けれどそれは、いじめる側が原因を相手の中に「見つけた」だけのことだと思います
まずいじめる側に、誰かをいじめたいという目的(結果)があって
その目的に向かって、原因を探し出されたのです— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
誰にでも欠点はあり、その欠点を取り上げるようなことをしなければイジメは起きない。
そう述べた上で、春名さんは自身の体験談を語ります。
①少し自分語りをします
ぼくが小学校のときに声優を目指していると言ったら
ある人が「テレビのバラエティにしか出ていないくせに」「声優学校にも行っていないくせに」と言って、ぼくのことを笑いました— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
②そのあと、ぼくは声優学校に通える年齢になったので声優のレッスンに通いはじめました
するとその人は「いくら声優のレッスンだけ受けても、テレビに出ているやつなんかダメだ。本気で声優になりたい人は真剣に舞台で芝居をやっているんだ」と言って、ぼくのことを笑いました— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
③そのあと、ぼくは偶然にも舞台と出会い、すっかり舞台の面白さにハマり、いま舞台のお仕事をしているのですが、
その人は「あいつは落ちぶれてテレビにも出してもらえなくなって、小劇場にしか出られなくなったから、声優になんかなれない。」と言って、やっぱりぼくのことを笑っています(笑)— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
④何が言いたいかというと、いじめられる側からいくら「いじめる人に言われる原因」を取り去ったとしても
その人の中にある、他人をいじめたいという「結果」が変わらない限り
人は、永遠にいじめられ続けるのです— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
声優を目指していると言った際には、「テレビに出ているやつなんかダメだ」。
その後、いざ舞台に出てみたら、「テレビにも出してもらえなくなったか」。
「イジメる側」の人が躍起になって、春名さんのどんな側面もネガティブにとらえようとしているのがわかります(笑)
いま、誰かにいじめられていて「自分にも原因があるから仕方ない」とか、「悪いところをなおせばいじめられなくなるかも知れない」とか考えて苦しんでいる人がいたら
ぼくの①から④までの話を何度か繰り返し読んで、③のところで思い切り吹き出してみてください。— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
客観的に聞くと笑い話ですが、今まさに同じような状況に置かれ、苦しんでいる方がいることも事実。
そうした人々に向け、彼女は最後に、力強いエールを送りました。
これを読めば、変わる必要があるのはいじめられる側ではなく、いじめる側であるということ。
そして、いちいち人の意見に振り回され、他人の望む自分になることのバカバカしさが分かるでしょう。— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
いじめられる側に原因があるのは
いじめる側に「いじめをしたい」という結果があるからです。
原因があって結果があるのではなく
結果があって原因がある。
いじめる人が変わらなければ、
いじめられる人がいくら努力しても
いじめが無くなることはありません。
自分の人生を生きてください。— 春名風花 (@harukazechan) 2016年10月18日
個人が抱く「変わりたい」という意思は、尊く、高尚なものです。
だからこそ春名さんの言う通り、その変化の方向性を他人の気分に沿うよう決める必要は、まったくありません。
ネットの反応
●いじめの現場を的確に言い当てていると感じた。いじめる側への手当も必要だ
●いじめる側の心の弱さこそを変えていかないと、いじめは無くならない。いじめられている側が卑屈になる必要はないと思います
●めっちゃわかる
「自分の人生を生きてください」
誰もが心の奥に刻み込むべき、大切なメッセージですね。