その日、オーストラリアの動物保護団体「Sawyers Gully Animal Rescue」のオーナー、ディー・ワルトンさんは、留守電に1件のメッセージが残されているのに気がつきました。
電話の主は、自宅の庭で野良猫の親子にごはんをあげているという女性。
再生してみると
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動機は「自分の庭に入り込んだから」、たったそれだけでした。
母猫は、ピクリとも動かなくなってしまったといいます。
ワルトンさんがそのメッセージを聞くころ、留守番電話を残した女性の手によって、生後1週間の子猫たちは庭の安全な場所に移されました。
そして母猫の遺体は、ひとまずそのままの場所に安置されることに…。
しかし翌日。
ワルトンさんが現場に行ってみると、驚くべきことが起こっていました
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なんと、「母猫が息を吹き返し、子猫たちが保護されていた場所まで移動していた」というのです!!
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後にプリンセスと名付けられた彼女は、発見されたとき、トレーラーに投げつけられた衝撃から下半身が麻痺し、前足しか動かせない状態になっていました。
ワルトンさんは言います。
きっと、とてつもない時間がかかったでしょう。
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プリンセスは自力で排泄することができず、一生介護が必要な体になってしまいました。
それでも、ワルトンさんの自宅で、しっかりと子猫たちの面倒を見ていたとのこと。
団体はプリンセスを生涯保護し、守り抜くと決めました。
その後…何の罪もない母猫の命をオモチャのように弄んだ犯人は、逮捕されたそうです。
自分がどれだけ辛くても、子猫たちのことが心配で心配でたまらなかったプリンセス。
母の強さや子どもを思う気持ちに、胸がいっぱいになるお話でした。