アメリカ・ロサンゼルスでのこと。
シャラ・プラットさんが仕事から車で帰宅中、歩道で一組の親子が、小さな子猫を心配そうに見ているのに気づきます。
「どうしたのだろう?」と車を降りて親子のもとに行ってみると、彼らは、その子猫の親兄弟を探しているとのことでした。
シャラさんもしばらく一緒に探してみましたが、親兄弟たちの姿は見当たりません。
交通量の激しいこの路上にこのまま放置しておけば、車に轢かれて死んでしまうだろう。
そう思った彼女は、子猫を家に連れて帰ることにしました。
すでに5歳のピットブル犬ロキシーを含む、3匹のペットを飼っていたシャラさん。
子猫については一晩だけ保護してあげて、翌日、動物保護団体に連絡して引き取ってもらおうと考えていました。
ところが、次の日の朝。
お別れの前に、ちょっとだけ挨拶をさせてみようと考えたシャラさんが、子猫とロキシーを引き合わせてみると…
ロキシーは子猫に、大変興味を持った様子でした。
そして、しばらく様子を見ているうち…
こうなってしまったのです(笑)
もう、引き離すなんてできません!
シャラさんは、そのまま自宅で、子猫を飼うことを決断しました。
拾った通りの名前から、クレンショウと名付けられた子猫。
シャラさんの予想通りすぐロキシーに懐き、ロキシーもまた、クレンショウの面倒を見てくれるようになりました。
ロキシーが行くところに、どこへでもついて回るクレンショウ。まるで親子のようです!
さらにクレンショウは、シャラさんの家に住むもう1匹の犬、ケイシーともすぐに友達になりました。
頭を突き合わせて意思疎通…。
甘えん坊のクレンショウは、ケイシーにもギュッと寄り添います。
種族は違っても、お互いの愛情を確かに感じているようです。
そして、仲間はまだいました!
最初はあまり関心のなかった先住猫のラッキーも、だんだんとクレンショウに心を開いていき…
お兄ちゃんとして、彼女を見守ることを決意したようです!
一匹さみしく道路をさまよっていたクレンショウでしたが…
今はたくさんの家族に囲まれ、とっても幸せな日々を送っています!