先日、スナック菓子メーカーの「カルビー」と「湖池屋」が、「ポテトチップス」の一部商品の休売・終売を発表しました。
原因は、2016年8月に相次いで北海道を襲った台風。
統計史上最多となる5個の台風のうち3個が上陸し、原材料のジャガイモを含む多くの農作物が、深刻な被害を受けてしまったのです。
消費者からも落胆の声が上がっていますが…無論、誰より肩を落としているのは農家の方々に違いありません。
北海道で農業を営まれているまちょだ (@agri_xx0223)さんが投稿した、当時の畑の写真に注目が集まっています。
メーカー「ポテチ作れなくなっためう…」
客「ふぁっ!?」
メーカー「原料のお芋がないめう…」
客「なんでや!!なんで芋がないんや!!」
農家「まぁこの写真見て落ち着けって」
客「なんやこの田んぼ」
農家「去年の畑の様子さ」
客「畑」
農家「台風で水没したった」
客「水没」 pic.twitter.com/W2fzByHskn— まちょだ@農畜フレンズ (@agri_xx0223) 2017年4月10日
手間暇をかけ育てきた大切な作物が…。
悲惨な光景を前に、言い尽くせない想いがあることでしょう。
さらに、同じく北海道で加工用のジャガイモを育てている桃太郎 (@mac_momotaro)さんも、こんな呟きを寄せました。
わたくし毎年200~300トンの加工用ジャガイモを作る農家ですが、ポテチ生産停止の件は、消費者の皆さん堪忍してください。
去年の台風4連発で大打撃でした。土中でイモが腐ってデンプン質だけが残り、粉雪が降ったように畑がポツポツ白くなった光景は生涯忘れないと思います。— 桃太郎 (@mac_momotaro) 2017年4月11日
事態の重大さ、生産者の悲しみの深さが伺い知れるツイートです。
そして、気がかりなのは今年の作付け。
デンプン質が多量に含まれることで、畑にはどのような影響があるのでしょうか。
@kojiuraki 有機物なので生育にはプラスですが、化成肥料や堆肥による施肥設計のプラスマイナスに比べたら、取るに足らない誤差だと思います。ご心配ありがとうございます。
— 桃太郎 (@mac_momotaro) 2017年4月11日
少なくとも、マイナスにはならないとのこと。
自然災害である以上、人の力ではどうにもならない部分がありますが…どうか今年は、無事に収穫できることを願ってやみません。
- Twitterの反応
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@mac_momotaro 流通は一度変えるとなかなか元に戻らない。今年ポテチ減産で対応ということは、来年収穫できたらまたいつも通り農家さんから買うという企業の姿勢を意味するのでいち消費者としては支持します。個人的にはインカのめざめもうちょっと食べたいw
— 闇のapj (@apj) 2017年4月12日
@mac_momotaro はじめまして あのニュース何の商品が無くなる話もだけれど 生産中止にならなきゃいけない実態をもっと伝えるべきだと私は思いましたよ 作ったものが出荷出来ない辛さは私には想像出来ない辛さだったろうと思っています
— norinoris (@norinoriis) 2017年4月12日
@mac_momotaro 一生懸命育てきたものが・・・その光景を想像しただけで胸が痛みます。
ポテトチップが食べられないくらいでワガママ言ったりしません。
今度は豊作になることを祈ってます。— すずめ (@gourmet_suzume) 2017年4月12日
@mac_momotaro
こうやって普段食べているものが無くなった時にいかに農家の方々に支えられているのかを実感します
まだ大変かと思いますが頑張ってください!
応援してます!— メキシカントルティーヤ松浦ウバブ (@tozankayuu) 2017年4月12日
正直じゃがいもないと生きていけない人間だから値段上がってもいいから、おいしいじゃがいも農家さんに貢献させてと思う(;_;)(;_;)(;_;) https://t.co/C7r7o7fGD3
— くー@おつかれもーど (@Quu_Kohaku) 2017年4月11日