台風の日、道端で震える一羽の子スズメを発見した男性は、このままでは命が危ないと案じ、一晩だけ家に連れて帰ることにしたそう。
そのときの一部始終を捉えた動画が、こちらです。
- 動画のキャプチャ画像
-
雨に濡れ、震えているスズメ。逃げる様子はなく、小首をかしげながら男性を見上げています。
ひとまず、雨風があたらない屋根の下へと移動させてあげましたが…よほど体力を消耗しているのか、その場から一向に動こうとしません。
周囲に親鳥の姿もなく、外敵が多い場所でもあったため、男性は、一晩だけこのスズメを家で保護することに決めました。
濡れた身体を丁寧に拭いて、羽を乾かします。
そして、パンをあげてみたり、ティッシュを詰めた巣を作ってあげた後、こっそり覗いてみると…
爆睡(笑)!
貴重なスズメの寝姿、まんまるでカワイイですね。
翌朝になると、スズメはすっかり元気になり、無事に飛び立っていったと言います。
ただし…本来ならば、スズメやカラスなど身近な鳥であっても、「野鳥保護法」により飼育や保護は認められていません。
男性本人も、動画に寄せて次のようにコメントしていました。
「あの日は台風が来ていて夏でもかなり寒かったです。
暫く様子を見ていましたが親鳥が見当たらなかったのと、猫が多い場所で寒さで震えていたので放っておけませんでした。
普段は見かけても構わないことにしております」
安易な保護は、決して推奨できることではありませんが…優しい男性に会えたことは、きっと、子スズメにとっても幸運だったと思います。
今もどこかで元気に暮らしていることを、願わずはいられません。