1日に発表された、「2016ユーキャン新語・流行語大賞」。事前にノミネートされていた30語のうち、「保育園落ちた日本死ね」がトップテン入りを果たしたことが、大きな注目を集めています。
この言葉は、匿名ブロガーが保育園の抽選に落ちた怒りを綴った記事に由来するもので、当時多くのメディアに取り上げられて、大きく話題になりました。
発信者が匿名の方だったため、賞の受け取りは山尾議員が行いましたが…
その様子がワイドショーなどで広く報じられていることについて、多くのユーザーが疑問を感じているようです。
日本死ねを流行語大賞に選び
それを国会議員の方がニコニコ受け取る映像を放送することは
「この国では怒るべき正当な理由さえあれば、ネットで死ねと書いても良い」ということを
老若男女、まだ幼い子供達にまで
テレビで発信することになってしまうのですよ。— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年12月2日
「日本死ね」が流行語大賞に選ばれたのかよ…オレは親に「死ねとか絶対に言うな!」と教えられたし、自分の子供たちにも絶対に死ねなんて言うなと教えているのに…
— Katsu(プロマネ) (@katsu0711) 2016年12月1日
この意見は親として当たり前と思うよ。「日本死ね」っていう人が子供育て「日本死ね」を流行語に認定して賞金やら副賞出す会社が通信教育会社。とどめに受賞者が現役の国会議員。私も悲しくなるわ。>RT
— Maikka -まいか- (@Verlieben214) 2016年12月2日
5人の子どもを育てるタレントのつるの剛士 (@takeshi_tsuruno)さんも、「悲しい気持ち」になったとツイートしています。
(´・ω・`)oO(『保育園落ちた日本死ね』が流行語。。しかもこんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました。きっともっと選ばれるべき言葉や、神ってる流行あったよね。。
皆さんは如何ですか?#流行語大賞— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) 2016年12月1日
ただし、確かに過激ではあるが、この一言が流行語に選ばれ、広く知られていくことには、大きな意味があるというコメントも…。
『日本死ね』は、剥き出しの怒りの表明だから力があったんだよね。今の日本で圧倒的に足りないものはこれだよね。
— acacia (@freie_Herz) 2016年12月2日
言葉の汚さだけ取り上げて「保育園落ちた、日本死ね」が訴えていたものを見ようとしないのだな。流行語大賞に取り上げられてよかったと思う。 https://t.co/dxUrIKiZCr
— yuuki (@yuukim) 2016年12月2日
「保育園落ちた日本死ね」を流行語TOP10に選んだ流行語大賞に敬意を表したいな。これを選ぶことで炎上することは目に見えていただろうけどフラットな立場で選定してくれたんだと思う。「死ね」という言葉の善し悪しだけで根本を見ることができない日本ならではの炎上の仕方にがっかりするよ。
— ゆありすこあ (@yuariscore) 2016年12月2日
何かが流行る背景には、正の側面と、負の側面の両方があります。
多くの親御さんから非難の声が上がっていますが…そもそも、この言葉自体が一人の母親から発信されたものであることを、忘れてはなりません。
すべての家庭のため、根深い待機児童の問題が今後改善されていくことを、切に願っています。