旭川工業高等専門学校の恒例行事となっている、学生から教員へ宛てた「挑戦状」。
その内容が、あまりにも苛烈だと話題になっています。
遂に我々が下剋上を果たす時が来た。
学生を苦しめるために大量のレポートや課題を課し、テストの問題は訳のわからない日本語で書かれている(化学よりも国語を勉強したほうがよいのではないか?)。
また、普段からアカハラ寸前まで学生をいじり倒し、車研では我々学生を奴隷のように扱う。
挙句の果てに、理想像から外れた学生には、ボロ雑巾のように留年を言い渡す貴様らは、教員失格どころか人間失格である。
よって我々が全化学科の学生を代表して、貴様らに挑戦状を叩き付ける。
本来ならこの憎悪をSNSで拡散してやりたいところだが、我々の輝かしい未来に影を落としかねないので「ソフトボール」によって勝負してやる。
どうせ貴様らのボロボロな体(主に肺と肝臓)では、ろくにバットも持ち上げられないだろうから特別に専攻科生の出場も許可してやる。十月二十日午前十一時グラウンドにて待つ。
当日に敵前逃亡しないよう、せいぜい覚悟を固めておけ。
五年化学科一同
「教員失格どころか人間失格である」( ;∀;)
他所の学校で口にしたらマジギレされそうですが…(笑)、この過激な挑発スタイルも、伝統のひとつのようです。
さらに、学生たちの挑戦状は、教員名指しで続いていきます!
・ここまで我々学生のメンタルをボロボロにして何が楽しい?頭おかしいのか?
・俺たちが勝ったら高専祭に奥さん連れてきて、俺たちの前でイチャイチャしてもらおうじゃねぇか。
・トレンディーエンジェルのネタを披露してもらおうじゃないか。
・学生に彼女をみせびらかすのをやめろ。正直、学生の反応は微妙だぞ。
・合コンに参加する以前に、ダイエットして自分磨きでもしたらどうだ?
・じじいは帰って寝てろ。
学生たちの歯に衣着せぬ言い回し、痛烈すぎます!
しかし…先生たちの「応戦状」も、負けてはいませんでした(笑)!
物質化学工学科五年の諸君
諸君の挑戦状、確かに受け取った。
人生には、無謀な挑戦をしたくなる時期があるものだが、身の丈を知らないにも程がある。
青二才の分際で、まさか我々教員に挑戦するとは…。
本来であれば一笑に付すところだが、今回は特別にアマちゃんの諸君に、世の中の厳しさを教えてやろう。
・最高学年としての自覚がない
・多くが高専卒業見込みの学力レベルに達していない
・人を思いやれない
・礼儀正しく振る舞えない
・利欲にとらわれ、なすべきことができない
・道理をわきまえない
・約束を守らず、誠実に行動できない
これまでの諸君の愚行を並べ立てるときりがないが、我々C科の教員が紳士的な態度であることをいいことに、自由気ままに振る舞った諸君が、この先どうなるかは火を見るよりも明らか。
我々と同じ土俵で戦えるこの機会をせいぜい楽しむがよい。
何はともあれ、十月二十日の午前十一時、クラス全員揃ってグラウンドで待っていろ。
個性が強すぎる5C諸君では、全員揃うことすら難しいとは思うがね。
平成二十八年十月十八日
物質化学工学科教員一同
さすがは先生、終始、余裕綽々です(笑)
さて勝敗が気になるソフトボール大会。その結果は…
残念ながら、「雨天中止によりドロー」だったそう(笑)
学生と教員の成熟した関係性や、のびのびとした校風を感じさせてくれる素晴らしい伝統行事。
これからもずっと、受け継がれていくといいですね(*´▽`*)
- Twitterの反応
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・良き日本を感じるね。これはこれでアリだな
・いいねぇ、こういうの。お互いの関係がいいからこういう事できるんだよな(笑)
・なんかうらやましいw大人が本気でバカをやる、素敵です。
・めっちゃ楽しそうな学校(笑)
・懐かしい!まだやってたってことと、まだ知ってる先生がいることの懐かしさがすごい^_^
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