ロシアのあるサファリパークでは週に2回、虎のアムーにウサギやヤギなどの生きた動物を与えていました。
[ada]
この日の食事でアムーに与えられたヤギは、怖いもの知らずのやんちゃっ子。元気すぎたせいか、アムーはヤギを食べようとはしませんでした。
それどころか・・・どうやら2頭は友達になったようなのです。
こんなことは初めてだったので、動物園の飼育員たちもビックリ。
このヤギにティムーという名前を付けました。
それからというもの、毎日寄り添って過ごすようになったアムーとティムー。
揃って敷地内を散歩します。
しかもこの頃から、アムーの生活にも大きな変化が…。
なんと、生きた動物よりも、加工された生肉を好んで食べるようになったというのです。
さらには、ティムーを守るような仕草も見せるように。
というのも、飼育員が敷地内へ入ったときに、アムーが「ティムーには近寄るな!」と言わんばかりに激しくうなるのです。
それまで一度もこのような攻撃性を見せたことが無かったアムーですから、飼育員はとても驚きました。
(参照 thedodo.com)
誰だってひとりぼっちは寂しいもの。動物にだって、友達や守るべき存在が必要なのです。水とご飯と動き回る場所さえあればいいというわけではありません。
▼仲良く行動する2匹の様子。
アムーとティムーは決してベタベタしませんが、互いに互いを必要としているのは目に見えて分かります。
予期せぬカタチで友達になった2頭ですが、そこから育まれた絆は本物なのです。