「漫画雑誌での打ち切り」
そんな書き出しから、漫画家の二宮裕次(@ninomiyaman)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
漫画雑誌での打ち切り。
僕はデビュー作のLASTMANというバスケ漫画が3巻で打ち切りになりました。
8年の下積み。32歳での初連載。さぞかしダメージを受けるだろうと思ってましたが、想像してたよりは大丈夫でした。というのも『当然だよな…』と納得せざるを得ない結果だったからです。
— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
掲載されてる漫画の中で一番下手だと思いました。画力も構成も演出もパワーも、何もかも劣っていると感じました。アンケートも23〜26位(常に下からトップ5くらい)、売り上げも壊滅的。
起こるべくして起こったことには悔しがれません。— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
ただ人気が全く無い中最後まで描かねばならないのは辛いと感じていました。こんな出来のものをあの週刊少年マガジンに載せてすみませんと…。
しかし恩師・瀬尾公治先生の言葉が僕を支えました。『誰かが見てるから最後まで全力で描くんだよ』と。
その言葉を胸に下手なりに描ききりました。— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
すると最終回のアンケート順位が確か9位でした。打ち切り漫画が最終回に一桁順位に上がるのはあまりないことらしいです。
僕にはこれが唯一の希望になりました。キャラクターの魅力ある部分を一生懸命描けば伝わるかも知れないと。まだ漫画家として生きていける可能性があるかも知れないと。— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
暗闇の中に光を見た
そんな初連載、打ち切りでしたね。
この経験が無ければBUNGOは生まれてないので、必要な事だったと思います。— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
そんな経験が…!
苦悩の末
紆余曲折を経て、デビュー作を描き上げたのですね。
結構覚えていてくださる方がいて驚いてます。そしてありがとうございます。
もっとさらに頑張ります!
— 二宮裕次 (@ninomiyaman) February 15, 2023
漫画家を志している方にとって、二宮先生の体験談は何よりの励みになったのではないでしょうか。
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みんなの反応
●ああ!懐かしい!!!あの漫画二宮さんが描いてたのか!!
●自分も記憶に残ってますし、終わって残念に思った事も覚えてます。話題にしてもらえてうれしい気持ちになりました
●LASTMAN持ってます!僕の好きな漫画の一つです!これからも応援しています!
グッとくるエピソードに、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。