野良猫のルーナが保護されたのは、数10匹の猫たちを飼っていたある飼い主さんの家でした。しかし間もなくして、その飼い主さんが亡くなってしまい、再び野良猫として暮らすことになってしまったのです。
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それから数年が経ち、野良猫として暮らしていたルーナはあるシェルターに保護されました。
しばらく人間と離れて暮らしていたせいか、シェルターのスタッフさんに触れられると、ルーナはすぐに逃げ出してしまったそうです。
それでもスタッフさんの根気強いお世話のおかげで、ついには顔をスリスリして甘えてくれるように。
それから11年。他の猫たちとの絆は強く、シェルターでの生活を楽しんでいるルーナ。
11年間住んでいるといってもリーダー格という訳でもなく、家族のように仲良しな猫たちと穏やかに暮らしています。
しかも世話好きなルーナは、寂しそうにしている子の側に寄り添ったりと、優しい一面も見せてくれるのです。
200匹もいる猫たちの中でも、ルーナは特にお気に入りの1匹だというスタッフさんが、里親として引き取ることを考えたこともありました。
しかし、このシェルターにいる猫たちはみな、ルーナの大切な家族。ルーナが居なくなってはみんなが寂しがります。
そして、この11年暮らしたシェルターこそがルーナにとっての我が家なのだと理解し、断念しました。
(参照 lovemeow.com)
家族同然の猫たちに慕われ、スタッフさんたちに頼られ、かわいがられながら、ルーナは今日も幸せに暮らしています(*´ェ`*)