「Apple時代に外資百戦錬磨の色んな上司たちの資料を作る仕事をしていたのですが…」
そんな書き出しから、もりみちはる (@moritsuu)さんは、以下のような体験談を投稿しました。
Apple時代に外資百戦錬磨の色んな上司たちの資料を作る仕事をしていたのですが、心に残っているのは「情報が書いてあるだけの資料は時間の無駄だからいらない。複数の人がみて『適切な判断』ができるための資料を作れ」という指摘。資料作りにおいて、いまだに気をつけている点だったりする。
— もりみちはる (@moritsuu) May 11, 2021
売上やアクセス数のデータが並んでいるだけの資料とかはいらない。それをどう分析して、どうアクションした方が良いかのアイデアまで書いて初めてディスカッションができる会議資料になるんだよ。というアドバイスです。
— もりみちはる (@moritsuu) May 11, 2021
何が無駄なのか
・情報の羅列は受け取り側で複数の解釈が発生するので、議論に発展しないので、発散してしまう無駄・数字を見て分析をするための読み手の時間が無駄
・データを作っている以上、意図があるはずなので議論誘導しないのは、会議進行役として無駄
偉い人の時間は貴重だと理解しろと
— もりみちはる (@moritsuu) May 11, 2021
ボクは当時ペーぺーだった事もあって、「情報は整理はするので、判断は偉い人がやってくれる」って気持ちだったんですよね。でもその上司は当事者意識がないヤツはいつまでも成長しないという視点で言ってくれてたんですよね。ビジネスを自分ごとに捉えるのってとても大事。
— もりみちはる (@moritsuu) May 11, 2021
いつも詰められてたし、大変だった思い出ばかりだし、毎週月曜日はお腹痛くなるくらいのストレス環境だったけど、たぶんあれがなかったら今の自分はないんだろうな。20代の苦労の貯金で30代はなんとか仕事ができている感もある。まだまだだけど。
— もりみちはる (@moritsuu) May 11, 2021
ハッとさせられる指摘です。
目的を明確に
たしかに、「何が言いたいのか」を示すことができなければ、そのデータ情報はただの飾りになってしまいます。
本ツイートどんどん伸びて「若手が判断バイアスいれるの?」「そもそも森が判断できる情報をまとめるスキルがある前提なの?」って一部から言われてますけど、違うんです。完成までに上長に何回も何回もレビューされるんです。これが永遠に終わらなくて大変なんですよ。お陰で論理力は鍛えられたけど。
— もりみちはる (@moritsuu) May 12, 2021
目的を明確に、議論の方向付けをする資料の作成を心がける。
慣れるまで大変そうですが、ぜひ身につけたいスキルですね。
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みんなの反応
●資料の作成って「やらされ仕事」のように思っていた…。仕事の見え方、考え方が変わる!
●ほんこれ。判断ポイントを箇条書きで記載しなきゃ判断基準がわからない
●逆に、開発ドキュメントは「個人が勝手な判断をしないように共通認識の為の情報を書く事」が正しい。難しいもんだよね
●「資料集」じゃなくて「提案書」を作らないといけないなぁ
ためになるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。