小児科医のDr.リノ🦏(@awaguni_deko8)さんが投稿した、とある『症例』を巡るエピソードに注目が集まっています。
実際にあった症例です。
生後1週間の赤ちゃん。母親が「泣き方がいつもと違う」と夜に来院(←ファインプレイその①)。
⇒対応した医師が採血、腹部エコー、血液培養を提出(←ファインプレイその②)。
⇒採血結果が問題なく、赤ちゃんもそのうち寝てしまったため、いったん帰宅。すると……
続
— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) July 6, 2020
翌朝、病棟担当の私に細菌検査室から「血液培養陽性」の連絡。すぐに母親に電話し入院。ちなみに赤ちゃんはずっと熱なし。
⇒昨晩から12時間後の2回目の採血では炎症反応激増‼
髄液検査もろもろ行い、抗生剤治療開始。⇒赤ちゃん元気。
結論:親の「何かおかしい」という感覚は大事‼
— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) July 6, 2020
スゴすぎる…!!Σ(゚Д゚;)
違和感を見逃さない
赤ちゃんが快復して、本当に何よりでした…!!
このことを親や研修医の先生たちは本当にずっと覚えておいて欲しいです。
ちなみに、もしこのとき当直していたのが私でも同じようにできていたか、正直自信はありません🦏💦それくらい本当にファインプレイでした。
そして、最初に赤ちゃんを病院に連れてきてくれたお母さんも本当に良かった‼👶✨— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) July 6, 2020
母親の「なんか変」は正にnot doing wellを鋭敏に感知しますね🤔
保護者の違和感と医療者の第一印象での判断では重症のスクリーニング精度に差が無いとかなんとか…
— こぼろ🚼小児科医 (@kobonelson) July 6, 2020
関わった全ての人へ、大きな拍手を送るとともに…
今後も広く拡散されていってほしいお話ですね。
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みんなの反応
●確かに病院に診察するか迷って電話したら「お母様がいつもと違う、おかしいと判断されたなら来ていただいた方がいいと思います」って言われる。空振りだったこともあるけどw
●いつもと違うと病院に行き、異常なしと返され、でもやっぱり違うと再度病院に行き、異常ないけどなぁと言われ、検査をせがみ、翌日敗血症と診断され、その後急変して、翌々日亡くなりました。どこまで疑うか、難しいのだろうなぁと改めて思います
●1ヶ月検診の際にベテラン先生が「何か違う!と思ったらすぐ連れてきてね、お母さんが1番自分の子のことわかってるから」って言ってくださったんですが。この事なんですね。他のお母さん方のように気づいてあげれるか不安だけど私も何かあったら気づいてあげたいです
ハッとさせられるツイートに、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。