55年連れ添った夫を急に亡くしてしまったルリアさん。
悲しみに打ちひしがれる彼女の姿を見た家族は、慰めになればと猫を飼うことを提案しましたが…
本人は「猫は好きじゃない」と断固拒否。
それ以来、話題にのぼることもなくなってしまいました。
数日のつもりが…
それからしばらくして、ルリアさんの孫であり、動物看護士として働くテオさんが、路面電車の線路上でしっぽのないノラ猫に出会います。
膝の間に走り込んでくるほど人懐っこい性格ですが…見た所、どうやら具合が悪い様子。
テオさんは彼女を保護し、ミッツィーと名付けてケアを始めました。
時を同じくして、ルリアさんの誕生日が訪れます。
家に立ち寄ることになったテオさんは、これはチャンスかも知れないと、わずかな望みをかけてミッツィーを連れていくことに。
すると
・
・
・
キャリアから出た彼女は、ルリアさんの元へ歩み寄り…
カウチに飛び乗ると、まるで今までずっとそこに住んでいたかのように丸くなったのだとか。
その姿にすっかり心を溶かされてしまったルリアさんは、新しい家族が見つかるまで数日間彼女を預かることを申し出てくれました。
彼女はトイレの場所や爪研ぎの使い方もすぐ覚え、おばあちゃんの胸の上がベッドになったんです。
数週間後、ミッツィーの今後の”里親生活”について相談すると…
ルリアさんはまるで「何を言っているの?」といわんばかりの表情を浮かべたそう。
2人はお互いに、もう離れられない存在になっていたようです。
関連:スポーツジムにふらりと現れた1匹の野良猫。トレーニングを見守ってくれる可愛い彼の姿に…みんなのモチベーションが爆上がり!
美しい絆
その後も、ルリアさんとミッツィーの間の絆は深まっていく一方。
テオさんも、「どのくらいミッツィーが賢くていい子なのか」という話ばかり聞かされているといいます(笑)
ミッツィーはおばあちゃんが悲しかったり、傷ついたりしているのをすぐに察してくれるんです。
運命が手繰り寄せた、かけがえのないパートナー。
彼らは、これからも寄り添って幸せな思い出を重ねていくことでしょう。