日本でも度々問題視される、「満員電車内の治安」を巡って…
marion_ko (@marionko_)さんは、こんな呟きを投稿しました。
長引くストで乗車率300%みたいな満員状態をフランスで経験して分かったことがある。席を譲るとか譲らないとかは国民性の問題ではない。余裕があるかどうか、それだけ。連日ストでストレス溜まると車内では常に罵倒合戦、誰も席譲らないし車椅子も押しのけて我れ先にと席取り合戦、ベビーカーに舌打ち
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月29日
身体も心も疲れてなくてリラックスした状態だと自然に困ってる人には手を差し出せるものなのね。誰しも誰かの役に立ってお礼を言われたら嬉しいもの。それすら出来ない社会構造(就労や通勤の時間、長期休暇の有無、休む必要がある時に休める環境)は本当に見直した方がいいと思う。
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月29日
日本では抱っこ紐外しだとか通りすがりにわざとぶつかる人、自己中心的な理屈で怒ったり杖で叩く高齢者が観測されるけど、これもフランスと同じ。白髪の高齢男性が座ってる若い女性に罵詈雑言で罵っている所にも遭遇したし、エスカレーターで妊婦さんが邪魔だと殴られた経験談がSNSで回って来たことも
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月30日
『国民性の問題ではない』
大変考えさせられるお話です。
本当の問題点は…
marion_koさんは続けます。
この一連のツイートは、都市部の満員電車を解消すれば良いという趣旨ではなくて、労働環境や社会環境全体の話です。例えば郊外から2時間かけて通勤する人が4時半で帰るのが許せるか?子育て中の人が子どもが病気だからと休むのと同じように、シングルの人が親の病院付き添いで休んだり、
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月30日
飼い犬猫を獣医に連れて行くから遅刻するという理由を許せるか?鬱病まではなくとも仕事が嫌になったとき2~3週間の長期休みの取得が可能か?フレックスタイム制は導入されているか?仕事を途中で切り上げて帰ることが許されているか?こういう大雑把さが余裕を生むのだけど、不便さとも隣り合わせ。
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月30日
組織内だけでなく、仕事で取引先が下の立場(つまり仕事を受ける立場)でも余裕を持って相手を許せるか、自分自身がサービスの受け手側(宅配が時間通りに来ないなど)で多少のことは大したことないと流せるか?自分のミスや要望が許されるなら人のことも許せるし多少の不便さも甘受できるようになる訳です
— marion_ko (@marionko_) 2020年1月30日
問題の根幹は、社会に満ちた不寛容にある。
本当に仰るとおりであり…だからこそ、怒りのままに「淘汰するべきもの」を選び間違えれば、さらなる不幸を生むだけですね。
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みんなの反応
●この見方は正しいと思います。国民性や人間性にこだわりすぎるのは精神論的であまり好きではないですね。なんでもそうかもしれませんが精神論ではなく方法論によって物事に対処すべきだと思いますね
●私も日本で満員電車に揺られて疲れきった生活を経験してて、同じことを思いました。睡眠不足で席を譲る元気さえもない時があって、体力が限界ギリギリの時、優しい気持ちは出てこない。日本人、疲れきってるんだって思います。心に余裕がないとギスギスした気持ちになるのは万国共通だなと
●同意。最近都内の電車内で席を譲る人が少ないと言う記事を読んだ。事実かは確かめようが無いが、日々満員電車に揺られ、仕事もいっぱいっぱいだと気持ちに余裕が無くなり、人に席を譲る気持ちにもなれないという状況はわかる。在宅で仕事が出来ればもう少し余裕が持てるのに
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。