2匹の兄弟猫とともに、保護団体「National Kitten Coalition」へとやって来た子猫のルー。
施設のスタッフはすぐに彼女の異変に気がついたと言います。
他の兄弟に比べてかなり小さく、歩き方も変だったんです。
その後、ルーには生まれつき肘の関節がないことが判明。
特別な介助が必要な猫のケアを得意とする里親・マーニーさんに託されました。
障害も気にしない!
ルーは自分が他の子猫と違っているとは全く気がついていない様子。
後ろ足をうまく使って、歩くことも覚えました。
障害を持っていることは、彼女にとって何の妨げにもなっていないんです。
肘の関節はありませんが、前足を使ってハグをするのも得意なのだとか。
たくましく生きるルーの姿を傍らで見守っているうち、すっかり心を溶かされてしまったマーニーさんは…
そのまま彼女を正式に家族として迎え入れることを決めます。
彼女の毛はふわふわなので、出会った人はみんな大きな猫と思うようですが…
実は2.2kgほどしかない、とても小さな猫なんです。
彼女は前足も上手に使えるので、もし教えなければ障害があるなんて誰も思わないでしょう。
親友犬のスケーターや、マーニーさんが家に連れてくる預かり猫たちとも仲良し。
まるで自分が受け取った愛情を、他の動物達へ注いでいるようだと言います。
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前向きな姿
8ヶ月後、ルーは美しい猫へと変貌を遂げました。
ルーは自分を救ってくれた保護団体の資金集めに、とっても貢献しています。
自分でも知らないうちに、お返しができてしまったみたい。
困難にもくじけず、与えられた命を精一杯楽しむ彼女の姿は…
これからも、たくさんの人々を勇気付けていくことでしょう。
(参照:LoveMeow)