ヒーローであることに大きさは関係ありません。大きな兄弟を守った小さなチワワのお話を紹介します。
[ada]
カナダ在住のシャロン・ドゥーリングさん。ある土曜日の夜、チワワのカーリーとニューファンドランド犬のサイラスを、自宅の庭で遊ばせていました。
そして別の用事をしていると、突然カーリーが、猛烈に吠え始めたのです。
ドゥーリングさんに助けに来てもらうには、できるだけうるさく鳴き続けるしかないことを知っていたカーリー。
いつもと違うカーリーの必死な鳴き声を聞いたドゥーリングさんが、いったい何事かと顔を覗かせてみたところ、そこには予想だにしない恐ろしい光景が・・・
なんと、見知らぬ男がサイラスのリードを引っ張り、私道の向こうへ引きずっていっているではありませんか!
「すみませんが、何をしているんですか?」慌ててドゥーリングさんが聞くと…
「自分の犬を連れて行こうとしているんです」と答える男。
「そんなわけないでしょ」と、我が子を守る必死の思いで、その男の顔面にパンチを繰り出したドゥーリングさん。
不意を突かれた男は、サイラスのリードを落とし、通りのほうへと逃走しました。
こうして、なんとかサイラスを取り戻したドゥーリングさんはすぐに警察に連絡。事なきを得ました。
その夜、サイラスはずっと元気がなく、カーリーはずっと警戒している状態だったそうです。
家族を連れ去られそうになるという非常に凶悪な事件でしたが、カーリーの仲間を守る想いのお陰で、サイラスは無事に戻ってきました。
今はどちらも家の中で、安心できる環境にいます。
▼現地のニュース映像。仲良く遊ぶ2匹の様子を見ることができます。
自分よりもずっと体の大きな兄弟を助けるため、力の限り助けを呼んでくれたカーリー。大手柄でした!