南ロサンゼルスに住むオス猫のハロウは、飼い主に先立たれ、帰る場所を失ってしまいました。
彼は何度も家の中へ戻ろうとしたものの…
悲しいことにその願いは叶わず、やむなく路上生活を開始します。
その後、過酷な暮らしをを経てハロウの体は傷つき、片方の耳は炎症によってしぼんでしまいました。
最悪の状態からの脱出
しかしついに救いの手が差し伸べられます。
彼の苦境を知った地元の愛護団体が、ハロウを施設に迎え入れることにしたのです。
さらに口内炎があり、歯はボロボロ。
去勢もされていません。
本当に大変な環境で暮らしていたのだとわかりました。
誰からも世話を受けていなかったハロウは、半飢餓状態の上、タンパク質不足。
さらに貧血、上気道感染症などいくつもの健康上の問題を抱えていたといいます。
そんなひどい状態にあったハロウですが…
診察中はまるで「助けてくれてありがとう」と言っているかのようにずっと鳴き続けていたそう。
周囲が「もうダメかもしれない」と諦めかけるたび、彼は何度も持ち直し、皆を驚かせました。
そんな彼を見て、私たちも「精一杯サポートして一緒に戦おう」と決めたのです。
そして数週間が経ち…
賢明な看護と自身の「生きる気力」のおかげで、ハロウは上気道感染症を克服。
体重も増え、ようやく元気になりました(*´∀`)♪
スタッフは全快を祝し、イメチェンを決行します。
体を洗ってあげている間、まるで天使のように大人しくて、ずっと嬉しそうな声で鳴いていたんですよ。
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苦難を乗り越えて
見違えるように元気になったハロウ。
加えて、年下の子猫たちに紹介されると…
すぐに心を許し、目を輝かせて、一気に若返ったように見えたとか。
子猫たちも穏やかで優しいハロウを慕い、いつもそばに寄り添います。
施設で再び愛を見つけた今、次に彼が求めるのは「生涯の家」。
想像を絶する過酷な環境にいたハロウも、ついに家族の一員として愛される時がくるのです。
どうか素敵な飼い主さんと出会い、幸せな人生を送ってくれるよう願ってやみません(*^ω^*)