カナダ、エドモントンで暮らすエブリンちゃんは、生後4ヶ月のときに神経芽細胞腫(しんけいがさいぼうしゅ)と呼ばれる小児ガンを患いました。
腫瘍は脊椎にできていたため、手術で取り除くことができませんでしたが…
高度な抗がん剤治療の結果、病気の勢いは徐々に沈静化。
しかし、ほっと胸をなでおろした矢先、両親は医師からあまりにショッキングな言葉を聞かされます
この先、自分の足で歩くことはできないでしょう。
つらく、信じがたい現実。
それでも両親は、「娘にもほかの子どもたちと同じように自由に過ごしてほしい」という思いを、どうしても捨てることができなかったといいます。
やがて彼らは、あるアイデアを思いつきました。
それは生後間もないエブリンちゃんでも乗れる、「彼女専用の車いす」を制作すること！
そして「Pinterest」で赤ちゃん用のDIY車いすの写真を見つけた母・キムさんの提案を受け、父親のブラッドさんが一晩中作業を行った結果
・
・
・
見事完成しました！
中古のベビーチェアーをまな板に接着し、下にはキャスター、サイドには子ども用自転車の車輪をつけています。
自由に動き回るエブリンちゃんの表情は、とても楽しそうです！
方向転換やバックもラクラク！
幼いのに車いすの操作をマスターしたエブリンちゃんに対しては、医師も驚きの声をあげました。
関連：出産の瞬間、『僕ドラえもんです』と叫んだ妻。更に2人目の時は…！
キムさん、そしてブラッドさんですら、車いすを作ってあげるまでは彼女がこんなにも活発な性格だったことには気が付かなかったそう。
これがあればエブリンも、ハイハイする子どもたちと同じように、いろんなところを探索できるんです。
これからも、『やろうと思えば何でもできる』という信念をもって成長していって欲しいです。
この子を止めるものは、何もないのですから。
優しく娘思いな両親に見守られつつ…
今日もエブリンちゃんは、のびのびと「冒険」を楽しんでいるに違いありません！