野良猫のウォルターがニューヨークで保護されたのは7歳の時。
様々な疾患を抱えていた彼は、フェアポートの愛護団体「Lollypop Farm」に送られます。
毛は縮れ、体中ノミだらけで、後ろ足と足裏にひどい炎症を起こしていたのです。
加えてその体は、「マンクス症候群」と呼ばれる病気にも冒されていました。
それによって歩くのが難しかったり、尿意を抑えることができません。
そんなひどい状態にありながらも、ウォルターは元気な様子で、面倒を見てもらえるのを楽しんでいる様子。
Lollypop Farmの獣医チームは、必死に看護を続け…
炎症を治し、ノミを殺虫し、足の補強に鍼治療を施しました。
手術を受けた動物たちが麻酔から気持ちよく目覚めるため、ここには温熱マットが敷かれています。
やがて、ビーチにやって来る動物たちの「お世話」に目覚めたウォルター。
看護婦のアマンダさんによると、体をなめてキレイにしてあげたり、寄り添ってあげたりする彼の行為が…
術後の子猫たちの早期回復に、大きく貢献しているとのことです。
だから私たちクリニックのスタッフで相談して、彼にはずっとここで暮らしてもらうことにしたの。
加えて、ウォルターが面倒を見てあげているのは猫だけではありません。
犬や…
時には農場で飼われている鶏まで、甲斐甲斐しく見守っているのだとか(*゚∀゚*)
無論、彼自身もまだまだ治療が必要な身。
獣医チームは、彼の後ろ足の良い状態を保つために、一緒に施設の周りや新しい場所を散歩したり、新しい動物に会わせたりと看護を続けています。
それに彼は私たちに看護されているお返しに、他の動物の世話をしてくれている。
彼の愛情を受けた動物が、さらにお互いの面倒を見合っているのよ。
ウォルターが施設にやって来て早2年。
9歳のお誕生日は、スタッフみんなでお祝いしたそう。
他の部署からもみんな彼のお誕生日に駆けつけてくれたわ。
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彼は今も、保護された動物たちが引き取られていくまでの間、相変わらず献身的に世話をしているとのこと。
その溢れる愛で…
ウォルターはこれからも、たくさんの仲間たちを救っていくに違いありません(*´∀`*)