フロリダ州タバレスの路上で、年老いて弱っている猫が保護されました。
地元の収容施設のスタッフ・エミリーさんによると、彼は栄養失調に加えて負った傷が開いており、さらに感染症も患うなど、実に多くの問題を抱えていたそう。
それでも数週間入院したのち、引き取り手を探せる状態にまで回復し…
やがて、エミリーさんの里子として暮らすことが決まりました。
ラントと名付けられた彼は、屋根の下で食べ物の心配も孤独を感じることもない新しい生活に、とても満足していたといいます(*´∀`)♪
たった一晩ですっかり元気になったみたい。
それからまもなくして、ラントを手放すことができなくなってしまったエミリーさんは…
彼を正式に引き取ろうと決意しました。
14歳前後のおじいちゃんで、すごくのんびりした性格なのよ。
彼の穏やかな性格を見て、エミリーさんは里子として連れて来た他の子猫たちの世話をさせることにしました。
すると…すぐに彼女は、それが良い判断であったと気付きます。
ある時、体重が450グラムにも満たず「この子はもうダメかもしれない」と思うほどに弱った子猫を預かったのですが…
ラントの甲斐甲斐しい世話のおかげで、持ち直した事もあったのだとか!
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また、ドリーとリースという2匹の子猫が保護され、エミリーさんの家にやって来たときには…
特にシャイで怯えてたドリーが、ラントに会った途端、すぐに落ち着きを取り戻したといいます。
仰向けになり甘える様子を見ると、心からリラックスしているようです。
ドリーはラントに甘えてべったりよ。
こうやってラントはうちに来る子猫たちの「代理父」として活躍しているの。
他の猫たち、特に恵まれない子猫に対して、ラントは本当に慈悲深く接しています。
路上で厳しい生活を長年続けてきた経験、そしてエミリーさんからたくさんの愛情を受けたことが、彼に他者を気遣うことの意味を教えてくれたのかもしれませんね。
これからも素敵なパパとして…
たくさんの子猫たちを、幸せにしてくれることでしょう(*´∀`*)