生後8日から3歳まで1匹のヒョウに密着して制作されたドキュメンタリー『Eye of the Leopard』より、自然の摂理のはざまにヒョウの母性本能がみせた行動を紹介します。
[ada]
ヒヒを狩り木の上まで運んできたヒョウでしたが、ヒヒの赤ちゃんがいることに気が付きます。ヒヒを食べるのをやめ赤ちゃんに近づくヒョウ、赤ちゃんまでも…と思ったら、なんと赤ちゃんを安全なところに運びました。さらに、匂いにつられて寄ってきたハイエナを追い払い、我が子のようにヒヒの赤ちゃんに接します。
ヒョウの母性本能が食欲を上回った瞬間です。自然の摂理は時に残酷ですが、動物は無益な殺生はしません。この姿から人間が学ぶべきことが、まだまだたくさんあると思いました。
残念なことに、ヒヒの赤ちゃんは母乳が得られなかったため、その日のうちに死んでしまったそうです。これもまた自然の摂理…。