ライトノベル作家のSOW (@sow_LIBRA11)さんが投稿した、「ヴァイオリンの価値」を巡るエピソードに注目が集まっています。
とある知己の音楽家の方がいて、ある日娘さんが「お父さんが死んだら、愛用ヴァイオリンも一緒にお墓に入れたげるね」と言ったので、激怒したそうだ。
— SOW@5/15新刊発売!! (@sow_LIBRA11) 2017年4月30日
「いいか、これは何百年も前の職人が、技巧の粋を集めて作ったものだ。今まで何人もの人の手を渡ってきたものだ。所有権は私にあるが、それは現代において受け継いだということだ。私が死んだとしたら、次の者に託す義務があるのだ!」と、音楽家としてまっとうなことを言ったのだが、
— SOW@5/15新刊発売!! (@sow_LIBRA11) 2017年4月30日
娘さんは泣きながら「お父さんの為を思って言ったのに!」とわかってくれない。しょうがないので「これ、捨て値で売っても二千万はするんだぞ」と言ったら「あ、じゃ燃やさない」と一瞬で理解してくれた。
— SOW@5/15新刊発売!! (@sow_LIBRA11) 2017年4月30日
お金というのは、「価値の分からない者に価値を分からせる」という役割もあるのだなぁという例で、一応はしくれとは言え「作家」などという大仰な響きのする仕事だと話すと、あれこれ聞かれることがあるが「いくらくらい稼いでるの?」と聞く人は、こちらにほぼ興味のない人間だとわかるようになった。
— SOW@5/15新刊発売!! (@sow_LIBRA11) 2017年4月30日
結果としては良かったものの、なんとも「現金」な話…( ;∀;)
数字の説得力、そして虚しさを痛感する呟きでした。
- Twitterの反応
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@sow_LIBRA11 奥さんの遺品の反物が1000万クラスだったのをスルーした遺族が後日旦那さんが起こした賠償トラブルをきっかけにそれを知って銭ゲバ騒動起こした話とか
貴重な蔵書を職員が勝手に捨てた話とか
骨董詐欺とか
お金でわからせるのは大事だけどそこからさらなるトラブルもあって難しいですね— 二丁 (@nityo_dorukist) 2017年4月30日
プロの使う楽器って、下手したら何代にも渡って受け継がれているからなぁ。弦は特に。
ピアノだとせいぜい100年くらいか……あまり古いとフォルテピアノになってしまうし。 https://t.co/S5NFQsG1FA— Kanna☆ケンタウロス (@ospf_area0) 2017年5月1日
@sow_LIBRA11 興味のない人は遺品である大切な弦楽器の弓を布団叩きに使ってしまいますからね……
— キャラ (@GoldenCamus) 2017年5月2日
多分、はじめに激怒せず「ありがとう。でもこれはお墓に入れてはいけない。次の人に引き継いでいくべきものだ」と言えば揉めなかっただろう。娘の感情は「父のために言ったのに怒られた。悲しい」なので。でもその悲しみも二千万円の前には吹き飛ぶhttps://t.co/i0Zdtc4rZ8
— sawat1203 (@sawat1203) 2017年5月1日
おカネは人間の欲望を数字にしたものだからなあ(´・ω・`)<数字にすると取引ができる https://t.co/sMhWmdSBCq
— 花咲正直(鬼退寺桃太郎) (@hanasakimasanao) 2017年5月1日