リオオリンピックにて、男子体操の内村航平選手が個人総合で金メダルを獲得。
本種目においては実に44年ぶりとなる連覇に、国内外から称賛が集まっています。
'Long live the King!'
Kohei Uchimura wins #Gold for #JPN in the All-Around in stunning fashion. pic.twitter.com/bf3ugnBsRF
— NBC Olympics (@NBCOlympics) 2016年8月10日
そんな中、世界大会でも8連覇という圧倒的な強さを誇る彼に対し、競技後の会見において、とある海外記者からこんな質問が飛んだそうです。
「あなたは審判に好かれているのでは?」
これに対し内村選手は「そんなことはまったく思ってない」と答え、選手はみな、公平なジャッジのもとで戦っていると話しました。
直後、この質問について、ある選手が怒りを露わに割って入ります。
「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」
そう言い放ったのは、内村選手とわずか0.099点差で2位となった、ウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手でした。
Now that's respect. #OlegVerniaiev #KoheiUchimura #Rio2016 #Gold #silver pic.twitter.com/GeMXZ9ZEtt
— Rachel (@sparkles_chalk) 2016年8月10日
大会前から内村選手の最大のライバルと目され、最終種目である鉄棒が始まるまではトップに立っていたオレグ選手。
全力で戦った末に惜しくも金メダルを逃した彼が、他の誰にもまして内村選手に敬意を表し、賛辞を送ったのです。
「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい」
(参照:デイリースポーツ)
さらに、銅メダルのマックス・ウィットロック選手(イギリス)も、「内村選手はみんなのお手本だ」と絶賛。
会見後の記念撮影では、3人一緒に、とびきりの笑顔を見せました!
こうなりたいと本気で思った。一緒にチーム組んでたなんて思えない。感動とかすごいとかじゃ言い表せないほどの試合でした?オリンピックにきて良かった。何回もそう思います。ありがとうございますキャプテン。まだまだ頑張りましょう。 pic.twitter.com/qzMdMe37UF
— Kenzo shirai (@kenzo8824) 2016年8月10日
2人から称賛の嵐を浴びている間、内村選手は終始照れていたとのこと!
微笑ましさと気高いスポーツマンシップに満ちた、この上なく素晴らしい一幕でした!