イギリス・ロンドンのバスの運転手、ポール・マックさん。朝9時半頃、いつものようにロンドン市内を走行していると、2人連れの男性がブルテリア犬を連れてバスに乗って来ました。
犬と一緒に地下鉄やバスなど公共交通機関に乗車することは、ロンドンだけでなくヨーロッパでは日常的。
ポールさんもとくに気にしていなかったのですが、この2人連れは、どうやらすぐにブルテリアをバスに残し降りてしまったようなのです。
「ずっとブルテリアがバスに残っていたので、車内マイクで『犬の持ち主はいかせんか?』と尋ねたのですが、誰も違うとのことでした」と振り返ります。
運行を終えポールさんが様子を見に行くと、ブルテリアはじっと座って震えています。
「すごく不安そうに震えていて。でも利口そうな犬だなと思ったので、家に連れて帰ってやろうとバス会社に言ってみたのですが、もし咬まれた場合、労災として認められないということで、連れて帰るのを断念しました」
それに、ブルテリア犬はそこから動きたくなさそうでした。
ポールさんは食べ物をバスの中に持ってきて犬に与え、一晩中バスの中で犬に付き添ってあげることに。
優しいポールさんのおかげで、少しは不安が和らいだのではないでしょうか。
しかも、翌日には飼い主さんが登場! 無事家に帰ることができました!
こちらのブルテリア犬・ボストンくんは、散歩中に男たちに連れ去られてしまったとのこと。
飼い主のパウリーナ・リューバックさんは、二度と愛犬に会えないのでは…と悲しんでいたそうですが、すぐに見つかってこれ以上ないくらい嬉しい、と喜んでいます。
飼い主さん家族と離れ離れになり、震えるほど不安だったボストンくん。無事、家族の元に戻れて良かったね!
(参照 boredpanda.com)