「指導しないという指導もある」
そんな書き出しから、あたたたたー(@81I6VVboj7h2Bqy)さんは以下のような呟きを投稿しました。
【指導しないという指導もある】
宿題をほとんど提出しなかった子がいました。10月末頃、その子を呼んで聞いてみました。「宿題を忘れるたびに先生に声をかけてもらうのと、宿題について一切触れずに見逃してもらうのと、どっちがいい?」すると、一切触れずに見逃してほしい、との事でした。→— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→私は、「分かった。じゃあ、そうしよう。だから、宿題を忘れることを引け目に感じることも無いし、ストレスに感じる必要もないからね」と言いました。結局、その子は、その後、宿題を提出しないまま2学期を終えました。私も、宿題について一言も触れませんでした。→
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→ところが、3学期になると、彼は、毎日忘れずに提出するようになりました。今も、一度も忘れずに提出し続けています。結果論に過ぎませんが、もしも私が2学期、しつこく宿題について指導していたら、私と彼の関係性は崩れていたと思いますし、→
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→ 「宿題は、しつこく先生に言われて、やらされるもの」という認識のまま3学期を迎えていたと思います。それで、今も、きっと、忘れ続けていただろう、と思います。宿題というか、家庭学習なんてものは、そもそも人に言われてやるもんじゃないのです。→
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→実は、この子の他にも、私が一切、宿題について声をかけなくなったら、なぜか、ある日を境にして、一度も忘れずに提出するようになった子が何人かいます。これも結果論に過ぎません。これは、一体、どういう現象なのか。→
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→私たちも、子供の頃、ちょうど自らの意思で宿題をやろうとしていたときに、親に「宿題は、やったの?」と声をかけられて、一気にやる気を失った経験が、一度や二度は、あるはずです。宿題を忘れ続けるタイプの子は、この状態が家でも学校でも、毎日続く訳です。→
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
→そうなると、彼らは、どんどんやる気がそがれていきます。何度も言うように、あくまで結果論に過ぎません。ですが、宿題に限らず、あれこれ指導せずに、自分から「やろう」とするまで待つ、というのも時には大切な指導なのだろう、と思います。(終)
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
なるほど……。
ハッピーエンド
あえて一切触れないという選択をした結果、自発的に提出するようになったとは驚きです。
不思議ですよね。指導されなくなると、能動的に行動するようになるのでしょうね。
— あたたたたー (@81I6VVboj7h2Bqy) February 26, 2024
尻を叩くだけが指導ではないということを実感するお話でした。
関連:不登校気味の児童が学校行事の際に登校したら、クラスメイトが…
みんなの反応
●ただ見逃したのではなく、子どもと合意形成されて見逃したのが、主体的な行動に繋がったんだと思います
●義務から意思になったのが強い
●私もそれ経験があります。生徒の方から寄ってくるんですよね。まぁ、30人中1人ぐらいですけど
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。