藤原祥弘 (@y_fomalhaut)さんが投稿した、親子向けワークショップにまつわるツイートに注目が集まっています。
参加者の工作能力が低すぎて、親子向けの工作を伴うワークショップが成立しなくなりつつある。成立させるには10年前の2倍3倍の時間をかけるか、極端に作業を単純にしなくてはいけない。作業中の怪我も多い。「刃先に手を置かない」と言った瞬間、刃先に手を置き、怪我をする。(続
— 藤原祥弘 (@y_fomalhaut) February 6, 2023
聞いてみると、親子ともに工作初体験だから、素材の性質やそれに合わせた道具や身体の使い方に勘が働かない。そのため親が作業の監督をできない。「近頃の子供は…」的な物言いは50年以上前からされていると思うが、今の40歳くらいを境にして、工作能力に決定的な差を生む何かがあった気がしている。
— 藤原祥弘 (@y_fomalhaut) February 6, 2023
10年前は「こんなこともできないのかー!こんなもんは、こうしてこうじゃー!」と、作業を全部やっちゃう親も多かった。今はそういう親は少なくて、子ができなくてもひたすら待つ。寄り添う。優しい(そしてそのためワークショップが時間内に終わらない)。この変化も面白いなと思っている。
— 藤原祥弘 (@y_fomalhaut) February 6, 2023
まるで正反対…(゜o゜)
時代の変化
世の中が便利になり娯楽が増えていくにつれて、自らの手で何かを生み出す機会が減ったのかもしれません。
ワークショップを提供する側としては困るけど、親が子供の「遅さ」に合わせられるようになったことには可能性を感じている。学びには時間がかかる。鈍臭い自分などはいつも急かされて身につける前に次のステップに進まされた。遅さを待つ文化は、うまくいけば良いものを生みそうな予感がする。 https://t.co/t7E34NO4oa
— 藤原祥弘 (@y_fomalhaut) February 6, 2023
「私はずっと”待って!”と思い続けていました。だから自分のワークショップでは待ちたいと思っています」と、藤原さん。
早さばかりを重視するのではなく、物事にじっくり取り組む姿勢も併せて大切にできるのがベストですね。
みんなの反応
●今の40代ですが、思い当たるのは「ある程度加工済みのキットを使うようになった事」が転換の原因の1つではないでしょうか?
●ちょうど、ファミコン世代やからなぁ
●逆にそうして親に作業されちゃった子が親になってる時代だから待ってあげたりするようになった…とかないのかなぁ
●ゆとり世代で断絶したのかなのかなぁとも思うけど、実際どうなんだろう。今の中学の技術の内容は変に高度なんだよなぁ
考えさせられる呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。