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最後まで飼い主のそばを離れず…。トラックに轢かれ盲導犬と飼い主が一緒に亡くなる

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徳島市在住、視覚障がいを持つ山橋衛二さん(50歳)は、盲導犬「ヴァルデス」の導きを受けながら暮らしていました。

 
毎日の通勤を含め、ほとんど全ての行動を共にしていた山橋さんとヴァルデスでしたが、不慮の交通事故に見舞われ…、寄り添うように天国へと旅立ちました。

 
ヴァルデスは、10歳のラブラドールレトリバー。9年前に県から貸与される形で山橋さんのもとへやって来て以来、山橋さんの目となり生活をサポートしてきました。
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マッサージ師として働く山橋さんが職場へ通勤するときには、ヴァルデスも一緒にバスに乗り込みます。そのおかげで、バスの乗り降りはもちろん歩道を歩くときも、危険に怯えることなく移動することが出来るのです。
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しかし、そんな彼らを悲劇が襲います。2015年の10月3日、いつもと同じように通勤しようとしていた山橋さんとヴァルデスが、交通事故に見舞われてしまったのです。
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バックを知らせる音を切った状態で、後ろ向きに入ってきたのは1台のダンプトラックでした。

山橋さんは胸を強く打ち死亡。そして、逃げることなくご主人様の傍から離れなかったヴァルデスも亡くなってしまったのです。

 
共に歩むパートナーとして、かけがえのない家族として、ずっと一緒に過ごしてきた2人は、天国にまで一緒に旅立つこととなりました。

 
「徳島の盲導犬を育てる会」の事務局長によると、事故当日はヴァルデスの誕生日だったそうです。そして、誕生日から1週間後には引退を予定していたのだといいます。
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全国交通安全運動のセレモニーに出席するほど優秀な盲導犬だったヴァルデス。

自身の危険を顧みずご主人様に寄り添うことを全うしたヴァルデスは、まさに「忠犬」という呼び名にふさわしいと言えるのではないでしょうか。

 
また、19歳の時に交通事故で視力を失った山橋さん自身も、障がいへの理解を深めてもらおうと、講演活動や交通安全運動など、積極的に活動していたそうです。

ヴァルデスと共に出席した全国交通安全運動のセレモニーでは、「最近は走る音の小さい車が多くて危険に気付きにくい」と警鐘を鳴らしたばかりでした。

 
山橋さんとヴァルデスが、天国でも仲良く暮らしていますように。ご冥福をお祈りします。

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