鉄道ライターの土屋武之 (@twins_tsuchiya)さんが投稿した、鉄道の地震対策にまつわるツイートに注目が集まっています。
【マスコミ各位】
おはようございます。
・鉄道、就中、新幹線の地震対策は「脱線はしても転覆はさせない」が基本です。2004年10月23日の新潟県中越地震による上越新幹線脱線事故の教訓です。
・脱線は究極のブレーキとも言われています。
・直下型大地震の直撃を受ければ、脱線は免れません。(続)— 土屋武之 (@twins_tsuchiya) March 16, 2022
・しかし、転覆させなければ、被害を最小限に食い止めることができます。
・また、高架橋の崩落に列車が巻き込まれれば、大惨事になってしまいます。阪神淡路大震災以来、高架橋の橋脚を強化しているのは、そのため。以上、鉄道会社のこの考え方を頭に置いて報道してくださいな。
— 土屋武之 (@twins_tsuchiya) March 16, 2022
徒に、「脱線した脱線した」と騒ぎがちですからね……
— 土屋武之 (@twins_tsuchiya) March 16, 2022
この程度の情報は、ネットで検索すれば出てきますし。
繰り返しますが、阪神・淡路大震災と上越新幹線脱線事故は、大きな教訓になっています。— 土屋武之 (@twins_tsuchiya) March 16, 2022
なるほど…。
物事の見え方が変わる
走行中に大きな地震が起きたにもかかわらず死傷者を出さなかったのは、これまでの経験を糧に技術を発展させてきた鉄道会社の努力の賜物なのですね。
努力と技術と教訓と犠牲の上に成り立ってるのに「安全神話」とやらを作り上げて常に百点満点の結果を要求する輩にはほとほと呆れる。
200キロを超える速さで100人乗せて走ってた列車が震度6で脱線だけで済んでる、怪我人すら出ていない。
コレが百点でなければどうしろと言いたいのだ。 https://t.co/mxTj7JTRX5— ぬるあはと (@hikoman69) March 17, 2022
改めて、日本のインフラの素晴らしさを実感するお話でした。
関連:「100点中500点」潮位上昇に関する気象庁の対応を称賛した訳は…
みんなの反応
●つまりは減災だね。完璧に災害を防ぐことは出来へんけど、災害を減らすことは出来る、それが減災
●列車冒進による2次事故・3次事故を防ぐため意図的に脱線させる脱線転轍機という装置もある
●脱線って聞いたときは『マジかよ!?』って思ったけど、そういうものなんだ……。勉強になりました!
●僕も脱線した事よりも死者、重傷者をいかに出さなかったかが重要だと思う。正直、地震来たら脱線は免れないだろうし
ためになるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。