農薬や化学肥料無使用のオーガニック食品への関心が高まっている一方で、そういった食品は通常のものよりも値が張るため、なかなか手が出ないという現実もあります。しかし、少々値段が高くても今すぐオーガニック食品に変えたくなるような「実験結果」が、YouTubeに投稿され460万回以上再生されるなど注目を集めています。
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その実験とは、普段はオーガニック食品を食べないという一家に、2週間、オーガニックのものだけを食べて生活してもらうというもの。
実験前と後で尿の中に残留する化学物質の量を比較して、変化が現れるかどうかを調べます。
まず実験前。家族全員の尿検査をしたところ、殺虫剤、防カビ剤、植物成長調整剤などの農薬が検出されました。
「わたしたち、農薬を食べているんだね…」とショックを受けた様子の女の子。
その後、キッチンの食べ物をすべてオーガニックに変えてもらい、2週間オーガニック生活を続けてもらうことに。
そして2週間後、再度尿検査をすると、実験前は複数の農薬が検出されていた子供たちの尿からは、驚くべきことにほとんど農薬が検出されませんでした。
「この生活にしてから子供たちの体から農薬が消えたことを考えると、もう戻したくないと思いますね」と言うお母さん。
研究チームの一人であるジョーゲン・マグナー氏は、「食べ物に付着している農薬を長期間摂取し続けたときの影響についてはまだよく分かっていない上に、様々な農薬が体内で組み合わさってしまった場合、有害になる可能性もある」と農薬の危険性について語っています。
▼実験の様子はコチラでご覧いただけます。